前の部下 Eric が、JavaOne という技術カンファレンスに参加するためサンフランシスコに来ていたので、晩飯を食う。僕もこの JavaOne はすごく行きたかったんだが、今の業務とは直接関係ないし、うちの会社が行かせてくれるわけもなし。休んで自腹で行こうかとも考えたけど、参加費が千ドルちかくするからなあ。

その後、映画「ファーレンハイト9/11」を観ようと券を買ったら、実はすぐ次の回はすでにいっぱいで、1時間半後の次々回のやつだった。映画館のチケット売りが、何も説明せずに押し付けやがった。確認しなかったこちらもバカだったが。

時間が空いてしまったので、Eric が JavaOne の夜のセッションにもぐりこむことを提案してきた。カンファレンスのプログラムを見せてもらったが、1時間ぐらいのセッションが、深夜12時過ぎまで毎日行われている。すごいことだ。

それで、ちょうどその時間にやってた10個ぐらいのセッションから、面白そうなのを選んで話を聞いてきた。50人ぐらいの参加者のディスカッションが、たいへん刺激になった。やっぱ自腹ででも参加すべきだったか。

ドキュメンタリー映画としては記録的な興行成績をあげている「ファーレンハイト9/11」は、夜11時の回にもかかわらず満員の入り。前評判通り面白かったけど、やはりテーマが重く、考えさせられた。

バイアスがかかってる、という批評が、いわゆる力のあるメディアからがんがん流されているみたいだけど、もちろんバイアスはかかってるだろう。マイケル・ムーアも狙ってやてるわけだし。

これだけの情報が提供されて、これだけ話題になっても、やはりブッシュを支持する人たちは多い。サンフランシスコは反ブッシュだけども、アメリカの多くの地域では、この映画を見せないようにという運動や妨害も多いという。

飛行機はいつもどおりのユナイテッド。ほんと、マイルの奴隷だわ。

ANA や JAL のようにエコノミー席には個人用テレビがついてない(機種によってはついてるらしいが、なかなか当たらない)ので、流される映画を流される順番で観るしかないのが、つらいところだ。

今回の映画は、「ザ・ミラクル」スポ根アイスホッケーアメリカ万歳もの、「トスカーナ」傷心のアメリカ女性がイタリアに移住して立ち直ろうとする話。最後が「ザ・メキシカン」ブラッドピットとジュリアロバーツのロードムービー。全部観たけど、特にお勧めはしない。

出張のついでの土日に、実家に帰省。祖母の見舞いに行ったり、健康ランドに行ったり。

ひさしぶりに温泉に入り、アカスリをしてもらう。はー。日本の幸せだ。

出張完了

シリコンバレーにある新聞社の記事、理想のシェアメイト? 現実を直視する時だ

『シェアメイト面接で見学に来た女性と差しさわりのない話をしていたら、突然「ところで、あなたたちはどんなハードドラッグを使ってるのかしら? もちろん、マリファナなんかじゃなくて」と言われ、直ちに面接は終了』

家も高ければ家賃も高い(東京より高いかも)ベイエリアで新しいシェアメイトを探すのは、年々難しくなっている。

記事では、新しいシェアメイトを見つけるにはだいたい一ヶ月ぐらいかかるのが普通で、募集に対しての問い合わせは平均して12通ぐらい、という。

シェアメイト探しがより厳しい状況で、問題のない相手を探す方法として、いくつか提案がされている。

  • 面接のときに、給与明細のコピーを持ってきてもらう
  • 同じく、クレジットヒストリーを持ってきてもらう(これは日本にはうまく該当するものがないが)
  • 年齢、性別、仕事、きれい好きか、いつまで住むか、といった基本的な情報に、はっきりした基準を決めておくこと
  • どうして今の場所を離れるのか、理由を聞くこと
  • 恋人がどれぐらいの頻度で泊まりに来るのか聞くこと
  • たくさんの人を面接するときは、メモを残すこと。それぞれの人が話した内容を思い出せるように。
  • 準備をしっかりすること。あせった状態でシェアメイトを決めないこと
  • 見つからないまま3週目に入ったら、いざという時の計画も考えること。たとえば、値下げをする意思があることを、これまで見学に来て気に入った人に伝えるなど

「ザ デイ アフター トゥモロー」を観た。僕もいい歳なので、どうしても「ザ デイ アフター」という映画のことを思い出してしまうのだけれど。でも似てるといえば似てる話。あっちが核戦争で、こっちが異常気象。

CGを使って、これでもか、というぐらいに異常気象の描写をしてくる。全編おどろかせ映画といえよう。

アメリカ国民をメキシコへ非難させるために債務を帳消しにしたり、アメリカ-メキシコ国境を逆方向に、アメリカ人が難民となって押し寄せたり、というのが、皮肉が利いてて面白かったかな。世界のエネルギーの25%はアメリカ合衆国で消費されている、なんてのを聞いたこともあるしね。

暑い日本が、観た後ちょっとだけ涼しく感じたよ。でも売り切れじゃなかったらスパイダーマン2を観てただろうな。

南町田のフラットシェアが、埋まらない。問い合わせが少ないし、問い合わせから見学にというのも少ないらしい。

1ヶ月以上の次が決まらずに空いてるなんて、これまでに無かったことなので、何か周りに変化があったに違いない。

やはり、ルームシェアの認知度が上がってきて、シェアやゲストハウスの提供者が増えてるのではないか。もっと都心に近い便利なところに他の部屋が見つかりやすくなったのかもしれない。南町田は、都内に出るには便利とは言えないからね。

単に巡り合わせが悪いだけかもしれないけど。あまり決まらないようだったら、シェア解消してもらって丸ごと貸すしかないかなあ。

それか、3LDKを丸ごと、友達でシェアをしたい人に貸してもいいんだけど。家具や家電は揃ってるし。

帰路のフライトは、搭乗券を持って席に行ってみたらビジネスにアップグレードされていた。嬉しい驚きだ。つーかカウンターでそう言ってくれればいいのに。そういえば、搭乗ゲートでボランティアを募ってた(気づいたときにはたくさん並んでたので、僕は申し出なかったけど、というかすでにアップグレードされてたか)し、かなりオーバーブッキングがあったのかも。

しかしなんで僕がアップグレードされたんだろう? マイレージ会員だから? ってことはないよなあ、平に近い下級会員だし。チケットが取れなくて一つ上の値段で買ったからかもしれないな。

ともかく、おかげで快適そのもの。シートテレビ(ユナイテッドの成田-東京線はエコノミーだとついてないことが多い)で映画"50 First Dates"を観て、あとはぐっすり寝た。

"50 First Dates"は、アダムサンドラーとドリューバリモアのロマンティックコメディー。じつはこのコンビ、ウェディング シンガーという映画でもロマコメしている。

今回の映画は、ハワイを舞台に、事故の後遺症で毎日前の日の記憶が無くなってしまう女性に恋をしてしまった男性が、毎日(50回でも)「初めてのデート」をしようとがんばる話。

80年代洋楽に溢れていたウェデイング シンガーも非常に好きな映画だけど、今回もとてもよかった。おすすめ。

それにしても、ドリューバリモアは、特に彼女でなくても良さそうなところにしっかり役をもらってはまってしまうところがすごい。チャーリーズエンジェルとか。あれは製作にも絡んで自分で押し込んだんだろうけど。それとも、あまり美人でない(失礼)ところが女性に受けるのか。

ルームシェア/フラットシェア募集関連のサイトがまた増えているようなので、リンク集に追加。

ブログなんかでも、シェア生活の記録や感想を書いているものがいくつか出てきている。少しずつシェア自身の普及が進んでいるようなので、当たり前といえば当たり前。ブログを書いてる人には、自分と仲間に読ませているつもりでも、実際には誰でも読めるし読まれるものだ、という点には気をつけておいたほうがいい、と言っておこう。

ニューヨークポストの記事、新ルームメイトのベッドにいたものはから。

ニューヨークの本当のルームシェア(一部屋に複数ベッドが有って部屋「ルーム」を共有「シェア」する)で、新入りが他のルームメイトのベッドに両親を勝手に泊めたことで起こったハプニングの話。

オチの新ハウスルール「ペット、ドラッグ、両親禁止」に笑った。

DVD でブリジット・ジョーンズの日記を鑑賞。

ちょっと前の映画だし、宣伝等でさんざんあらすじは聞かされていたから、特に新味は無し。とはいえ、ラストは自分の予想とは違い、肩透かしを喰らった感じだ。原作の小説も同じ終わり方なんだろうか。ほんとにこのオチで世の女性の共感を買ったのか。そんなんでいいのか世の中って。まぁいいんだけど別に。

レニー・ゼルヴィガーのブサイクぶりは天晴れであった。自分を汚く見せる努力なんて、女優魂以外の何者でもないな。ヒュー・グラントのニヤケっぷりも良し。

毎月来るクレジットカードの請求で、請求明細の他にぴらっとした印刷物が一枚。大きく"Take a vacation"

ハワイ旅行でも当たったのか(そんなわけない)と読みすすめると、「7月はどうする予定ですか? クレジットカードの支払いをする? そんなことより、もっとやりたいことがあるでしょう。週末にドライブするとか、家の改装にチャレンジするとか、自分にプレゼントを上げるとか、それとも他の請求書を片付けるとか?」

「ここらでちょっと休憩して、そのお金をあなたの好きなことに使ってみましょうよ。その分の利息は払わなくてもいいですから!」

「だから、リラックスして、7月の支払いは飛ばしちゃいましょう」

なんてあからさまな。大消費社会のアメリカだが、借金の支払い督促までが、返済の引き延ばしを薦めている。ちなみに、7月分の利息は払わなくてよくても、それ以前から繰り越している分の利息はちゃんと計算される。と下に小さく書いてあった(笑)。

(補足) アメリカでは、クレジットカードの請求書が来てから、小切手を送って支払うのが普通。日本のような口座引き落としは、最近やっと仕組みが登場したところ。アメリカ人は、自分の承諾なしに口座から勝手にお金が落ちていく口座引き落としには抵抗感が強いらしい。

ひさしぶりに訪れてみたお気に入りサイトスタンダード 反社会学講座が、なんと単行本になっていた。しかも表紙は吉田戦車である。

このサイト/本は、よくマスメディアで使われる

  • 少年犯罪が増えている。子供が凶悪になった
  • 今の若者はきれやすい
  • フリーターは社会の害である
  • 欧米人は立派だが、日本人はだらしない
  • 少子化は良くない
といった紋切り型の決め付けについて、反証となる統計とユーモアを使って反論する、といったもので、非常に面白い。

著者は謎のイタリア人(笑)、パオロ・マッツァリーノ氏。氏の語る「ツッコミ力」をみんなが鍛えられれば、いろいろいいことがあるんじゃないかな。サイトもも非常にお薦めである。

asahi.com のコラム小さな家の生活日記から、「不動産探しが長引く人・長引かない人〈賃貸編〉」

「なかなか物件が見つからない人の法則」その(3)が、「友達同士で借りる」だという。いわく、「どちらも主張しあい、折れないことが多い」

兄弟のような上下関係や、同棲のような「一緒にいることが重要で、場所は二の次」という気持ちがない分、対等な立場の友達同士で探してもなかなか決定しない、という分析。友達とシェアを探したことのある人は、このような経験をしたことがあるだろうか?

アメリカのオフィスのトイレは落ち着かない。日本と密閉度が違う。個室の下のほうが大きく開いてるので、きばっている人の足が見えてしまう。臭いも素通しだし。まぁ、助けを求めたくなるようなものごっつい臭いはたまにしかないが。

中国なんか、隣の人の顔まで見えるとか聞いたことがあるので、それよりはましなのかもしれないけども。日本のほうがお隣との交流がなくて気楽である。こちらでは鍵持ってないとトイレ入れない、というのも多いけど、トイレの仕切りも、治安が悪いから完全に隠してないのだろうか。

小の方も、流さない人が多すぎ。そして床がビシャビシャ(汚ねえな)ということがあって、これもまったくもって不思議だ。そりゃ日本でも、多少こぼしちゃう人ってのがいて、男子トイレにはもっと前に寄れよ、などという注意書きもあったりするが、そんな生易しいものではない。小便の途中でいきなり蜂にでも襲われて、その場で逃げ回ったのかと思うぐらいの派手さだ。さすがアメリカン。

アメリカの学生向け記事誰かに支払いを半分まかせちゃおうでは、請求書の支払いという観点からルームシェアで気をつけるべきことを説いている。

まず、どんなシェアメイトの行為なら許容できるのか、そして自分にもどんな悪い癖があるのか、をよく知ること。そのためには遠慮せずいろいろ質問し、うまくいかなさそうだと思ったらその直感を信じること。

ルールを決めて紙に書き留めておくこと。几帳面すぎるなどと思わず、うまくいかなくなったときのために備える。

  • 誰がどの部屋に住むのか
  • 家賃はどう分担し、誰がどう払い込むのか
  • 光熱費や電話代はどう分担するのか。誰が支払うか
  • 敷金や礼金の負担はどうするか
  • 家事の担当や頻度
  • 誰か一人が途中で出て行くときはどうするのか
  • 賃貸契約が禁止していることはなにか
  • そこのシェアでしてはいけないことはなにか

賃貸契約を読むこと。共同で契約しているなら、部屋や備品を壊した責任は全員にあることを理解すること。契約に載ってないシェアメイトを入れて、そいつがリビングを滅茶苦茶にして逃げたら、それも自分達の責任だということ。

光熱費/電話代の契約を、全部自分の名義にしたりしないこと(分担すること)。自分の名義の支払いを、任せた他人が忘れていたとしても、支払うべきものを支払わなかった、という記録は自分に付いてしまう。

電話代はとりわけ危険で、個人別の記録が残るように番号をわけたりするのが望ましい。

食事/食材もシェアするというのは経済的にはいいアイデアだが、揉めるときは揉めると知っておくこと。

家具を共同で買いすぎないこと。別れる時に誰がどれを持っていくのかをはっきりさせる。