New Year's Resolution。レゾリューションという単語は、パソコンの画面の解像度としてずっと知っていたが、その他にこんな意味があるということはかなり後になって知った。だからいまだに慣れず、すっと思い出せない言葉だ。

その抱負だが、今年こそもっとまじめにやりたいことをやろう、と思う。あまり自分を信用してないので、またたいした成果も挙げられないかもしれないが。

日本のオフィスに出社。人口密度が高すぎて、それなのにとても静かで、落ち着かない。当初は今日と明日顔を見せて帰国する予定だったのだが、手続きの関係でアメリカに再入国できない状態。

許可はとっくに下りているべきなのだが、役所仕事のせいなのか気配すら感じられない。帰れるのは一週間後か一ヵ月後か。東京の上司は日本でさせたい仕事がたくさんあるらしく、いつまでもいていいよと嬉しそうに言うが、やはり今の自分にとってここは本拠地ではない感じがする。ホテル住まいでいろいろ不便だし。

18日には学校も始まってしまう。このままでは大事な初回のクラスに出席できないかもなあ。

ビジネスホテルからマンスリーマンションに移り、いよいよ長期滞在態勢だ。朝、定時に向けて一斉にビルに入っていく行列に並ぶと、日本に戻って来たという感慨が強くなる。

給料以上はもう働くものか、と思うのに、なにやら忙しく仕事に追われる。それでも8時前には切り上げて帰路へ。牛丼屋、回転寿司など、安っぽいが懐かしいグルメ三昧だ。今日は神保町のとんかついもやへ。

店員は愛想もなく、並んだ上に席に座れば、さあ喰えすぐ喰えという雰囲気。だがなぜか落ち着く。安くて旨ければそれでよい。

向こうにいると色々考えるのに、いざ帰ってくると何を食べたかったかはっきりしない。明日は何を食べるか、いい店がないか吟味しつつ、電車はやめて歩きの帰宅。

NHK 連続ドラマの「ルームシェアの女」ってのをやっている。月から木の夜にやってるのは知ってたけど、気がついたら見逃していたので、金曜深夜の再放送を今見ている。

「春らんまん」に続く、和製ルームシェアドラマということで期待が持てる。しかも天下のNHKだし。まぁ NHK も不祥事などいろいろあるけれど、NHK 好きなお年寄りの大家さん達が「ルームシェア」ってどういうことか、って少しは理解してくれるかもしれないし。

第一話から、インターネットでシェアメイト探し入居インタビュー光熱費や家賃交渉領収書男女のルームシェア、などなど、ルームシェアしてる人にとっては親しみ深い場面が出てくる。脚本が、なかなかよく調べてるみたいで感心した。うちのサイトも読んでくれてるのかな。

一般にどうなのかはわからないけど、シェアしたことのある人、シェアしてる人だったら、ニヤッとできると思う。

週末に風邪を引いたようだ。職場へメールを打って、有給取得を伝え。また寝る。

昼過ぎに目が覚める。暖房が強すぎて汗だくになっていた。ふらふらとマンスリーマンションを出て食べ物屋を探す。ビジネス街だけあって、店は多い。が、体調もあってなかなか食欲のわくものが見つからない。1時前なのにランチメニュー売り切れ、というのも多い。鳥みぞれ煮定食を食し、薬屋でティッシュとマルチビタミン、健康ドリンクを購入して、帰ってまた寝る。

夜、風邪に効くわけでもないのに、どうしても焼き鳥が食べたくなる。マンションのすぐ近くに焼き鳥があるが、完全な飲み屋で、一人では入りにくい。でもさまよったあと、新御茶ノ水駅の近くにある「鳥益」という焼き鳥屋に入った。焼き鳥8本ほど食べて、雑炊食べて3700円。

一人では行きにくい店、ってのはたくさんあって、飲み屋もそうだなあ。一人で飲み屋に入る、ってのはなんかおやじっぽいと思う。飲んでないけど。まわりはみんなヨッパライだし。

社内のいろいろな人が、ミーティングに誘ってくれる。実質的には近況なども含めた雑談だが。面白いのは、会う人会う人がみな、「akky さん辞めないでくださいよ」と言ってくれることだ。はっきり辞めると言ってるわけではないし、上司を含め偉い人達はそんなこと予期もしていないのだが。

夜もそんな感じで実働レベルの人達と食事へ。半年間の良かったこととか、今どんなことを面白がってやってるかとか、そんなことを訊き出そうとするものの、話はすぐ会社の愚痴に流れていく。弱ったことだ。

まあ、一つしてあげられることが見つかったので、東京滞在中はそのへんをメインに活動していこうかな、と。

労働許可証は全然下りてこない。ということで依然としてマンスリーマンション暮らし。

一旦延長した帰国便を、また延長。いったいいつになったら帰れるのやら。

一ヶ月もいると、日本を楽しむ気持ちも薄れてきた。でもまだ和食中心。何を食べても、何か日本で食べてないものがあるような気がする。

東京のオフィスに出張してきてからまだ話してなかった女性達にランチに誘われる。近くのオフィスビルに入っていくと、中にビュッフェスタイルの店があった。他の店の混みように比べるとすいている。あまり宣伝がうまくないのか、レストランのありそうなビルに見えないからなのか。すいているのはいいことだ。

サラダとピラフとカレーとフレンチトーストを食べながら(食べ放題だとあるもの全部試したくなるし)お話していると、会社で一番美人の秘書さんに突然「akky さんって、副業とかやって儲けてそうですね」と言われた。

むむ、何か知ってるのかな。このサイトの存在に気づいたとか。。。「副業っていうか、家賃収入はあるけど。三茶のマンションを貸してるから。まぁでも、サンフランシスコでは部屋借りてるから、そんな儲かってるわけでは。。。給料が全収入じゃない、という意味では副業だね」と流しておいた。

ITの会社でそれなりに社員がいるから、この日記の存在が偶然ばれることもあるかなぁ、と思っているけど、