暑い。9,10月が一年で一番暑い、サンフランシスコの夏が来た。どれぐらい暑いかというと、扇風機がほしいかも、というぐらい。サンフランシスコではクーラーは一般的ではない。一年のうちほとんどの期間、必要ないからだ。

海外の記事ルームメイトとのハーモニーより。シェアというより本当の意味のルームシェア(同じ部屋に二人で住む)の注意事項だが、参考になる点もある。

  1. 入居前に連絡を取り、いろんな準備について前もって話し合う。マリリンマンソンとブリトニースピアーズのファンは、二つにきっちり領域を区切って不可侵にするより、その二つを組み合わせてよりクールに見せられないか考えよう
  2. 閉所恐怖症を避ける。天井のライトより、ベッドサイドや壁のライトの方が部屋を大きくみせる。色あいも重要。明暗がはっきりしすぎていると圧迫を感じる
  3. ロフトベッドなどで高い空間も活かす
  4. 不要なものは処分しよう
  5. 禁止事項を把握する。壁の塗り替え、壁に釘、カーペットやブラインドの交換。ろうそく、灯油ストーブ、バーベキューグリル
  6. クリエイティブに。楽しんで部屋を作る

購読しているアメリカのプログラミング技術誌(DDJ)に、GLAT(Google Labs Aptitude Test)という袋閉じテストがついてきた。検索エンジンの Google が、「この問題を解いて送ってくださいよ」と、読者に挑戦しているようだ。

GLAT という名前は、おそらく GMAT (MBAの取れる学校に行くときに受けるものらしい)のモジリだろう。

グーグルは、ちょっと前にも謎の道路広告を出していて、とにかく頭のいい、切れる人材を集めようとしているようだ。その時は1問(続きの問題も入れると2問?)だったが、今回の雑誌付録は21問もある。

質問はこんな感じ

  • Unix はどこが壊れているか? 自分だったらどう直すか?
  • これまでで最も美しい方程式は何だと思う?
  • 10, 9, 60, 90, 70, 66 と来たら次の数字は?
  • 一辺の抵抗1オームの2次元正方形の格子があったとして、桂馬飛びの位置関係にある間の抵抗値は?

これらに全部回答して、Google に返送するようになっている。そんなに天才ばかり集めて何をしようとしてるのか、非常に興味深い会社ではある。

以前はほとんど見ることがなかったが、最近のルームシェア募集掲示板には、「無料ルームシェア」なんていう投稿がたまに載っている。

「ばかな」としか思えないのだが、こういうのに応募する人ってほんとに居るんだろうか。なんで他人が無料で、他の誰でもない自分のために、住むところを提供してくれると思うのだろう。

まっとうな人間なら、お金は無料でも、なにがしかの対価が求められているに違いない、と判断するのが普通だろう。家賃が無料(あるいは、相場に比べてとんでもなく安い)ということは、相手はその金であなたの何かを買おうとしていることに他ならない。

「うまい話にゃ裏がある」というあたりまえのことを、親や学校は教えてくれないものなんだろうか。不思議だ。

早起きしてコミュニティカレッジの英会話教室に行っているが、今日の授業中、教室の後ろの壁から異音がした思ったら、避難ベルが鳴り出した。

それで全員ただちにビルから退避。学校の前は全クラスの生徒でいっぱいになった。途中見た教室では、スプリンクラーが稼動して水びたしに。

消防車が来て、ビルは封鎖。荷物を置いてきたままで帰れないので、クラスメイトの韓国人とメキシコ人に誘われてコーヒーショップで待機。クラスメイトのほとんどは、鞄に持ち物全部詰めて避難したようで、ぽつぽつと帰っていく。

こっちは、避難するときには荷物を持っていってはいけないという教えを忠実に守ったものだから、帰れない。

1時間後にやっと、荷物を残してた生徒で隊列を組んで教室まで荷物を取りに行くことができた。まだ原因はわからないが、小さなボヤだったということ。何かの焦げた臭いがしていたが、僕らの教室は幸いにして水はかぶってなかった。

かなりの生徒が、避難後に帰宅してしまったようで、結局この日の全部のクラスが中止と張り出された。

火事自体は実際に起こったのだろうけど、明日は9/11なので、みなが過剰に反応しているところもあったのかもしれない。

面白いエスニック ジョーク集があった。外国で英会話クラスを取ると、いろんな国から来た生徒が集まるので、それぞれの民族の特徴が出て面白い。もちろん、ステレオタイプに沿わない人も居るんだが、ステレオタイプそのまんまの人も居て笑ってしまう。

上のジョーク集では、芥子のジョークが特にお薦め。

あと、エスニックジョークを喋る時の注意として、自分の民族を笑うもの、オチに使うもの、などを選んだほうが安全だと思う。日本人が日本人をからかわないエスニックジョークを使ったら、差別だと思う人だっているかもしれない。いつでも誰にでも喋っていいものではないという意味では、高度な笑いなんではなかろうか。

ネットで見つけたルームシェアに関するエッセイ。『最近日本でも「シェア」とゆう言葉が流行っているらしいが、

この SHIRO さんの書いていることはそれなりに当たりである。アメリカで 2BR 2BT といえば、「寝室2つ、バスルーム2つ」のことで、例えば夫婦二人でもこういうところを借りたりする。夫婦でも別々のトイレを使うわけだ。共働きだと自分の都合のよい時間に風呂に入ったり、化粧したりできなければいけないから、だそうだ。

そして、こういう作りだとシェアするにしても便利である。そもそも、アメリカ人と日本人では、「ひとりの人間に必要な広さ」の感覚も違うが。

今の日本だったら、家族が4人を越えたあたりで二つ目のトイレを考えるあたりだろうか。それもマンションだと難しいし、よほどの大家族でなければ、二つ目の風呂、なんて発想はしないだろう。

Wicker Park という映画を観た。ジョシュ・ハーネット主演。シカゴの街に出張で戻ってきた主人公が、別れた昔の彼女の影を追って仕事さぼったり婚約者に嘘ついたりしながらすれ違いまくる、「すれ違い」系映画。「君の名は」とかこんな感じだったのだろうか。観たことないけど。

外人(アメリカに居て外人呼ばわりもないが)は家でも靴脱がないというが、ごく稀に脱いで生活してる人もいる。僕が会ったごく稀な人たちは、みんな乳幼児が家に居る人たちだったが。子供が這いずり回る期間だけでも土足厳禁に、という発想は、人によってはあるらしい。

アメリカ人ってば、靴下を履くときに椅子やソファに足を乗せるように、靴紐結ぶために靴を椅子に乗せたりするし。靴はいたままベッドに寝るし。同じ靴で外出もし、トイレも出入りしてるんだから、日本人的感覚ではたまったもんじゃないよね。

土曜日は、わがサンフランシスコジャイアンツのスター選手、バリーボンズ700号ホームランがやっと出て、ベイエリアは盛り上がった。盛り上がりすぎてか、球場の駐車場で殺人事件が起こり、犯人の似顔絵が公開されたりと物騒でもある。

それにしても700号とは驚きだ。伝説のベーブルースまであと14本。それも、記録達成のために無理に現役を続けてるわけではなく、40歳になっても一線級、チームで一番のバッターなのだ。

なんか薬物使ってるといううわさもあるが、サンフランシスカンはそんな噂は無視だ(笑)。シカゴのファンがソーサのコルクバット常用を信じないのといっしょ。でも、もしほんとにそんな噂が事実だと発覚したら、サンフランシスコは大騒ぎになるだろうな。

そんなボンズが、以前、新庄と隣りあわせで守備についてたのも別の意味で驚きだった。投手交代の間、二人で会話してたり。何話してたんだ新庄。その新庄が、愛する日本ハムファイターズの一員となり、しかも(僕の予想に反して)活躍しているのも、ついでにびっくり。応援にはいけないが、なんとかプレーオフに出てほしい。インチキっぽいけど、プレーオフのおかげで3位からでも日本シリーズが狙えるし。

なんでもメールと、ドアへの張り紙で済ませようとする、アパートの新管理人からメールが。まだ月末になってないから家賃の催促でもないだろうし、なんだろう。

でメールを開くと、内容は「住民のみなさんこんにちは。もし誰か、マックを使ってる人がいたら、●●●っていうソフト持ってないかしら。CDを借りて私のマックに入れたいんだけど。よろしく!」

おいおい、そりゃまずいだろう。これ五十部屋以上の全員に送ってるのか。

管理人とか大家とか、そういう立場にある人が、こういった違法行為とか、モラルのない行為の証拠を捕まれると、いざというときにそれをネタに強請られたり、脅されたりすると思う。あぶなっかしいことだなあ。

シェアでも同じだと思う。自分に悪影響がなければ、何か家で悪いことしてても、シェアメイトはわざわざそれを通報したりはしないだろう。だけど、もし喧嘩でもして、追い出すだのなんだのという話になったときに、そういう弱みを相手が攻撃してくる可能性は高いだろう。

今日は、シアトルマリナーズの、対オークランドアスレチックス最終戦である。

イチローがメジャー安打記録の257本まであと2本とせまっていることから、日本の新聞社ウェブサイトが盛り上がっており、オークランドの球場もここから地下鉄で30分程度なので、記録達成を観に行くのも悪くないな、と。

とはいっても平日のデイゲーム、まっ昼間の試合なので、まずは会社から試合の状況をチェックしつつ様子見。第一打席がヒットだったら行こうと決めた。結果は残念ながら凡退。たぶん新記録まではいかないだろう、ということで行くのはやめた。

結果として、一本ヒットが出て(もう一本、非常に惜しいヒット性の当たりがあったようだ)タイ記録も出なかったようだ。まぁ、ブーイングされる敵地よりも、シアトルに帰って記録達成したほうが、イチローもファンも幸せだろう。

ベイエリアの野球ファンとしては、オークランドがプレーオフに出られるかどうかの瀬戸際、負けられないたいへんな状況である。もう一つの地元、サンフランシスコジャイアンツもそうで、地元の両方のチームが、あと数試合残した状態でプレーオフ出場ギリギリのところにいるのだ。

オークランドは、最下位まっしぐらのシアトル相手に2勝2敗だったわけで、今日のサヨナラ勝ちがなければ、さらに厳しくなるところだった。

ちなみに、プレーオフぎりぎりの争いをしているのに、今日の観客は2万人を切ってたようだ。イチローの記録も、すごいことだとは思うんだが(敵地でもあるからかもしれんが)ボンズのホームラン記録のときのような騒ぎはない。ホームランと違って、記録のボールを観客が取れないのも原因なんだろうか。もちろんイチローの新記録がホームランだったら取れるだろうけど。