WIREDという雑誌を定期購読している。雑誌自体は、コンピューターやインターネットに特化したDIMEみたいな雑誌といえばいいか。

月刊誌を12ヶ月分購読しているが、この購読料が$10である。1冊$10かと思いそうだが、年12冊で$10だ。一冊あたり100円にもならない。

いったいどうなってるんだ、と思うけど、アメリカはこんなもんらしい。店頭で買うと$5,6するんだけど、郵便や通信販売が普及してるアメリカでは、雑誌は定期購読という人のが日本より多くて、しかも激安。

そして別ルート(仕事)で聞いたんだけど、雑誌に広告を出すときの広告料が、アメリカではすごく高いらしい。つまり、こちらの雑誌は広告料で出来ているということ。送料を出して、立派な広告を買っているということのようだ。さすが大消費社会、と感心した。

スタンダード 反社会学講座というウェブサイトがある。イタリア生まれの30歳、パオロ・マッツァリーノ氏(笑)による、社会学の矛盾を暴くたいへん面白いサイトで、一通り読んだら非常に勉強になった。統計のマジックについてとかね。

第4回 パラサイトシングルが日本を救うでは、「老人宅下宿」が勧められている。話自体は、無責任に若者をパラサイト呼ばわりするメディアに対する反論なんだが、お金持ちで部屋あまりの老人が、空いた部屋を貸すことで若者も助かる、というのは、まさにシェアの考えかたである。

今の日本では、どうしても2,30代を中心とした若者だけのシェアばかり見かけるけれど、全然歳の違う人とシェアをするというのも、イギリスやアメリカでは無いわけでもない。

ま、それはともかく、このサイト、いつもテレビや新聞が繰り返していることに納得いかない思いがある人は、一回読んでみるといいと思う。

ネットで知り合った人、というかこちらから連絡したとあるウェブサイトのオーナーの人と、市内で夕食。Post and Jones の角のインドネシア料理。羊のサテーと海老のナシゴレン。

ウェブページ作成運用のプロということもあり、いろいろ参考になる話を聞くことができた。どうも今ひとつ満足がこないこのサイトも、もっと直していかないといけないと思ったよ。

なんでも一人で、しかも会社勤めしながらやるのはたいへんなので、協力者を募って手伝ってもらうのも手ですよ、と言われたけど、手伝ってくれる人なんているのかなあ。希望としては、デザインの助言とか、アイコン描ける人とか、写真が撮れる人とか、僕が苦手としていることが得意な人が手伝ってくれるといいなあ。あと、ここで自分のシェア日記書きたい人とかいたら、喜んで場所は用意しちゃうんだけど。

まとにかく、ちょっとやる気が出てきた。ばりばりやってる人とお話をする、ってのはやっぱいい。

読者のakkoさんから、"Kansai Flea Market"という英字無料誌をいただいた。関東以外の地方誌は、なかなか入手しにくいだけに、これは貴重だ。さっそく、他の英字無料誌と比べてみたい。

これは、コピーで作ってるのかな? 表紙も含めて全ページ同じ紙質の紙。サイズはB5版ぐらいか。週刊で毎週金曜日発行というのは、Tokyo Notice Board や Metropolis と同じ。

サイズとか厚さは、Tokyo Notice Board と似ているかな。ただ、あっちには読み物としてコラムがいくつかあるけど、こちらはもう、個人広告と広告だけで完結している。全体的に「質実剛健」という感じかな。

広告料金は、30文字/行で一行あたり100円。シェア募集だったら、書き方や内容にもよるが10行も要らないだろうから、一回300〜1000円ぐらいかな。

ちゃんとKansai Flea Market のウェブサイトもあって、ここでは配布されているのと全く同じ内容が、PDF形式で読めるようになっている。(Acrobat Reader のインストールが必要)

配っている場所は、ここにリストがあるので、関西の人は一度読まれてみてはどうだろうか。

ほとんどの人に役に立たないであろう情報を一つ。

オフィスにミネラルウォーターのサーバがあって、お湯と冷水が出るようになっていて、お茶党の僕としてはお茶を買ってきて一日に5,6杯は飲みながら仕事している。

そうなると、安くてそこそこ飲めるティーバッグを探すことになる。普通のスーパーだと20パック入りの紅茶が$4とかするが、チャイナタウンでは100パック入りが$2〜$5ぐらいで入手できるのだ。

前にも書いたけど、いつもは FooJoy というブランドのお茶をいろいろ変えながら飲んでいる。が今回、パッケージに怪しい日本語の書いてある TEA PLUS というとこのパックを買ってみた。安かったからだけど。日本煎茶が100パックで2ドル。パックあたり2円である。「せんちゃ」とパッケージにひらがなで書いてある。中国ではひらがなを使うのがクールなのだ。いやほんと。「優の良品」という駄菓子ショップを香港でもサンフランシスコでも見てるからね。

が、飲んでみるとここの製品は非常によろしくなかった。味オンチなので味はよくわからんけど、ティーポットからパックを引き上げようとすると、3回に1回ぐらい、持ち上げただけで糸が外れちゃうのだ。

夜店の風船釣りじゃないんだから、もうちょっとしっかり糸をつけてくれよ、と、沈んでいったお茶っ葉を見ながら思うのだった。

ルームシェア殺人事件についてちょっと調べてみた。ルームシェアが普通のことなら親子や兄弟、夫婦で殺人事件があるように、シェアでも殺人が起こって不思議ではない。日本ではまだ、「シェアメイト殺人」みたいに大きくニュースになったことはないと思うけど、海外での状況はどんなものだろうと思って。

以下、1ヶ月分ぐらいのニュースを検索した結果。
シェアメイトを殺害、家ごと放火した疑いで逮捕
1mのパイプでルームメイトを殴打 カリフォルニア
68歳男性の殺害でルームメイトを尋問中 ニューヨーク
サウジアラビア人がユダヤ人ルームメイトを殺害か テキサス
前のルームメイトに銃を突きつけて連れまわした女性が逮捕される。元ルームメイトの女性は無事 シアトル
37歳ルームメイトの殺害で49歳男性が有罪に
ルームメイトにガソリンをかけて火をつけた男の控訴審はじまる
ルームメイト女性を殺害し逃亡中の男性を指名手配 ハリウッド
17歳ルームメートを殺害した39歳男性が逮捕
ルームメイトが皿を洗わないからと警察を呼んだ女性、24時間後にそのルームメイトを射殺
ルームメイトの4歳の娘を殺害した罪で逮捕
47歳ルームメイトを刺殺した16歳少年が正当防衛を主張
49歳ルームメイトの足を撃った78歳が逮捕される
19歳ルームメイトを射殺したのは自分では無いと無罪を主張 テキサス州ダラス
62歳ルームメイトを射殺した27歳男が逮捕 バンクーバー
前庭でルームメイトを射殺した男性が第一級殺人罪で起訴 クリーブランド
35歳女性ルームメイトを射殺した男性を指名手配
銃の暴発でルームメイトを死なせた男性を逮捕

インターネット検索で出てきたもので、もちろん抜けもあると思うが、それにしてもたくさんある。

あとは、刺殺でも絞殺でも撲殺でもなく、圧倒的に銃殺が多いこと、いろんな年齢の人がいろんな年齢のシェアメイトと住んでるようだということ、なんかがわかる。

笑っちゃ不謹慎なんだが、 ルームメイトが皿を洗わないからと警察を呼んだ女性、24時間後にそのルームメイトを射殺というニュースがすごい。使ったお皿は相手が怒らないうちに片付けたほうが身のためだね。

日記読者の方からメールで情報をいただいた。日本では、魚と女の子が、週刊CHINTAIで見つけた物件でルームシェアするCMをやってるそうだ。もちろん、見てないので実際にどんなCMだか、さっぱり想像がつかないが。なんで魚???

ひとつ突っ込むとすれば、それって、ちゃんとルームシェア可の物件なんだろうな。シェア禁止の物件で勝手にシェアすると、あとが怖いよ。

ま、CMで「ルームシェア」という単語が使われるというのは、大家への認知度を上げるためにはすばらしいことだ。

朝、ひさしぶりに Monica と会う。ここんところずっと避けるられているようなので、珍しいなと思ったら、紙を渡してきた。「前に話した通り、一人で住みたくなったので、1ヶ月後に退去するように」、というのが手書きで書かれている notice だった。今サインしてくれという。

前に、4月末までって言ったじゃない。1ヶ月後だとそれより2週間も早いよ。という反論を試みたんだが、「もう心に決めたことだから」って、一人で決められても意味ないよ。あと、次を探すための助力はするから、と言ってたくせに、むしろ妨害ばかりしてるし。

次の、とあるアパートに入居するために頼んでいた、今の家賃の支払い証明は、書いてくれないそうだ。Monica は直接郵送した、と言い張ってる。先方に届いてないのは郵便局の責任だし、今後必要な書類は、全部僕の退去日に書くことにしたから。って、退去の日に証明してもらっても、それじゃ次のところに間に合わないでしょうが、というと、そんなん知るか、短期のところをどこか借りればいいでしょ、と言われた。もうむちゃくちゃだ。

納得いかないのでサインできない、と言ったら、4月末だったらちゃんと出て行ってくれるのね、とか聞いてくる。出て行くって。

わかった、でも家賃証明は退去の日までは書かないからね、といって、その notice の日付のところをペンでサーっと消して、日付を書き換えようとするので、「そんないいかげんなんじゃ書面として効力ないでしょ」と言って、新しい紙に書き直してもらった。

書き直してるときに、何かいろいろ思いついたらしくて、「4月の家賃は3末にちゃんと払うこと」とか言わずもがなのことを追加したり、見てると「akky は、次の入居者が部屋を見に来たときに部屋を見せることを許可しなければならない。。。」とか書き出したので、「一人で住みたいんじゃなかったっけ? ひょっとして出て行ってほしくて嘘をついてたとか?」と突っ込んだら、あわててその文をかき消していた。別にもう、理由なんかどうでもいいけど。

一枚切りの紙にサインさせようとしたので、控えが欲しいといってコピーを取りに行かせ、2部それぞれにサインして、それをそのまま持って家を出た。控えは部屋じゃなくて会社に保管しますからね、というのをわからせるためだ。シェアの場合、最悪、相手側の証拠になるものを相手の部屋に侵入して改竄したり破棄したりできるからね。

家賃証明の件は、僕がその、前の家賃証明が要るような立派なところに引っ越そうとしてたのが気に入らないんだと思う。そんなの Monica に関係ないじゃん、と思うんだが。とにかく、証明なしにはそこには入居できないので、また別のところを探さなければ。

海外ニュースから、この前のルームシェア殺人事件に続いて、最近のトラブル系を。

障害者のルームメイトを追い出した女性が逮捕
ルームメイトの猫を殺害した女性、4ヶ月の禁固刑に
ルームメイトのパソコン中に幼児ポルノを発見し警察に通報した男性、娘の親権を一時剥奪される
元ルームメイトのeメールを盗み見た罪で起訴

嫌な話ではあるけど、特にシェアメイトとの関係がうまくいってないとき、人によってはとんでもない嫌がらせをしてきたり、疑心暗鬼の果てに相手のことをこそこそと探ったり、ということもあるということだな。

最近個人的にウケタ怪しいスパムメール。

遠い外国の政治家の名前を出して、「私は彼の関係者で、彼が秘密に蓄えた裏口座に何十億ドル持っている。しかし、これを引き出すためにはお金が必要(ここが既にヘン)なので、資金を出してくれる人を探している。」みたいなことを書いてくる。大金をちらつかせて小金を巻き上げる、よくある詐欺メールで、普段は、ケニアとか、アフリカあたりの政情不安定で、しかもどんな国かもわかりにい、嘘がばれにくいところを舞台にしている。

詐欺師のほうも、いろいろ細かいところを変えて、リアリティを出そうとしてるみたいで、今回の舞台は韓国、チョンドファン(ぜんとかん)元大統領の関係者、という筋書き。

その書き出し「私はチョンドファンの弟ジョンドファン。。。」

おい!、じゃあ何かい、小泉純一郎の弟は田中純一郎だったりすんかい!?

いかにも、知らない国の元政治家の名前だけ引っ張ってきました、ってかんじだな。

サンフランシスコ中心部のインターネットカフェを調べてくれ、という知人の質問を受けたので、調べてみた。そういう情報が役立つ人もいるだろうから、ここに記録しておくわ。

Powel Station 付近にあるインターネットカフェ、で検索したら、こんなん出ました。

  • Cafe.com, 970 Market St. (415) 922-5322
  • Quetzal, 1234 Polk (BushとSutterの間) (415) 673-4181
  • Global Bazaar Internet Cafe, 401 O’Farrell St. (415) 885-6890
  • Info Cafe, 465 California St. (415) 392-INFO
  • Vino e Cucina Trattoria, 489 3rd St. (415) 543-6962
  • Golden Gate Perk, 401 Bush Street (at Kearny)

全部の店が、今現在営業してるかどうかは不明だけども。Golden Gate Perk は会社のすぐ近くなので、まだやってるのは確か。

前に読者の方からいただいた Kansai Flea Market を紹介したが、元シェアメイトの Shin さんからも、実は Kansai TIMEOUT という英字無料誌を送ってもらっていたのだ。前々から存在は知っていたけど、実物を見る機会はなかったのでここで紹介する。

こちらは、A4版型で、関東の Metropolis と同じようなつくり。ページ数は70ページぐらい。毎月1日発行の月刊誌となっている。

広告料金は、単語数と文字サイズに応じて決まり、どんなに短くても最低1000円。1日の号に載せるには、前の月の中旬までに申し込む(ジャンルにより締め切り日は違うもよう)。非営利は無料とあるが、シェア仲間募集はどっちなのかな。

クラシファイド以外の読みものはかなり充実している。日本国内および他のアジアへの旅行レポートや、日本の文化紹介など。すべて英語で日本語の翻訳は無し。

Kansai TIMEOUT のウェブサイトこちら。記事もクラシファイドも、同じものがウェブで見られるようだ。

配っている場所のリストはこちら。関西の人は一度読まれてみてはどうだろうか。