このままいつまでも来ないのかと思っていたビザだが、突然弁護士からメールが来た。ビザがおりたらしい。

これから書類を郵送してもらい、アメリカ大使館で面接して、そこで問題なければ晴れて帰国できるわけだ。あと1,2週間ぐらいか。

東京に居る間に、長らく会ってない人と会う、という目的はあまり達してないけど、日本食はもう十分食べた気がする。終わりが見えてきたので、これからは日本で残り何をこなしていくか考えていこう。

アメリカ大使館のサイトにいくと、ビザの面接の仕方、必要な書類の揃え方、などが詳細に書かれている。このチェックリストが、非常に細かく、一通り用意するのもたいへんだ。

セミナー受講で青山に出張。この日まで日本にいると思わなかったけど、申し込んでおいたので。

満員のセッションを聞いていると、壁際に立って聞いている昔の同僚に気づいた。向こうもこちらに気づいた様子。カンファレンスが終わってから、一緒に晩飯を食いつつ、僕が辞めた後の会社の近況などを聞く。

妹夫婦のマンションへ訪問。夕食をご馳走になり、甥と姪と遊ぶ。

有楽町マリオンへ映画「オペラ座の怪人」を観に行ったら、ロビーで大学の先輩夫妻と偶然遭遇。声をかけられた。てっきり愛知にいるものだと思っていたのでびっくり。それを言えば、相手は僕がアメリカにいると思ってたわけだが。

前回お会いしたときは、あまり景気のよい話も聞かなかったのだけど、今回名刺をいただいてびっくりした。すごい出世されたようだ。映画が始まりそうだったので細かくは聞けなかったが、めでたいことだ。

有給取って休み。昼前に古い友人達とその友人が今の宿まで来た。今日はその英語教師のアメリカ人の希望で、英語でゲームをするために休んだのだ。

Mage というロールプレイングゲーム。

予想ではかなり長丁場になるかと思っていたが、意外にサクサク進み、夕方には終わってしまった。なので、そのまま近所の飲み屋に行って宴会を始めた。

僕は普段は飲まないのだが、なんとなくつきあいで酒を飲んでたら、一人つぶれ二人つぶれ。最後の一人には酒量で負けてたが、なんとか意識のあるまま5時間ほど飲んでた。

アメリカ大使館へ。弁護士が送ってきた書類、サイトから入手した申請用紙、パスポート写真などを一通り揃えて、ウェブで予約した時間よりかなり前に到着。

しかし、門の外に並ばされ、ここで30分待ち。セキュリティチェックを受けて敷地に入るが、ここでも建物のそばに並ばないといけない。前に80人並んでて、こちらは50分待ち。建物の中に入れた頃には、すっかり体が冷えてた。ひどい話だ。もう少し人間らしい扱いしてくれよ。

名前を呼ばれ、指紋を取られ、別の窓口で二言三言話して(これが「面接」らしい)、「じゃあ一週間ぐらいでパスポートを郵送しますので待っててください」だって。そんなわけで、あと一週間は帰れないようだ。

ついに、サンフランシスコに戻って来た。ビザ処理の遅延で、結局2週間の休暇+出張が2ヶ月に伸びてしまったわけだ。サンフランシスコは一年で唯一の雨季で、友達に聞いてはいたが激しく降っている。

飛行機のアップグレードは無かったが、席はがら空きで、椅子3つ使ってぐっすり休めた。乗客率20%ぐらいしかないんじゃないか。こんなのはめずらしい。とりあえずひさしぶりに会社に顔を出し、同僚と挨拶。もう今日は気力も体力も無い。帰って寝る。

サイトのデザインを変えてみた。配置と色変えただけじゃないか、と言われそうだが結構面倒だった。もう少しなんとかならんかなあ、とは思う。

リンクが切れたり、文章がおかしくなってたりするページがあれば、掲示板等で教えてほしい。

朝の英会話学校へ。春学期は5週間前には始まっていたんだけど、アメリカに戻ってこれなかったので途中からの参加。ちょっと心細かったが、僕と同じように前期のレベル8から上がってきた前のクラスメートも何人かいて、なんとなくついていけそうな感じだ。

いちおう今回のレベル9が、学位に関係のない(non-credit)英会話クラスとしては最高レベルだ。でも、生徒のレベルはやはり幅広い。ヒスパニック系の生徒はよくしゃべるが、総じて文法が弱い。日本人や韓国人は文法が確かだが、あまりしゃべらない。

本当はこの学期からスペイン語のクラスも取るつもりだったのだが、今回の帰国できないごたごたで最終締め切りを過ぎてしまった。残念。

元近鉄の中村が、労働ビザが発行されなくて大リーグドジャース(の二軍)に合流できないというニュース。先週まで、同じようなビザ処理の遅れで6週間もアメリカに戻ってこれなかった身としては同情するしかない。「米中枢同時テロ以降、ビザの審査は厳しくなっている」んだなあ。ほんとに。

メジャーリーグといえば、今年もカージナルス田口選手の日記が始まった。僕も彼と同じ時期にアメリカに来たことや、昔カージナルス(オジースミスとか)が好きだったこともあって、応援している。この日記がまた面白いんだ。

他の日本人大リーガーに比べると、あまり報道されていないけれど、ワールドシリーズに出るようなチームでレギュラー争いをするんだから、野球選手としても一流といっていい。それに加えて、面白いことを書く文才もすごいと思う。以前の日記は本としても出版されている。