amazon.co.jpなどを見てると、どうやら今日が「ルームシェアする生活」の正式な発売日らしい。まだ本屋で見たという情報はないので、トラックで運んでる最中なのか、またはあまり本屋から注文されてないのか。
最初一瞬4000位ぐらいだった売上ランキングも、あっという間に80000位とかになってしまった。どこにも紹介されてないから、妥当なところか。
タイトルを決めたのは自分じゃないんだけど、副題の「チープな家賃で〜」というのも、気がついたらついていた。チープって、元々の英語(cheap)だと、「悪い安さ」の意味しかないので違和感あるが。じゃあ「良い安さ」はなんて言うか? inexpensive か reasonable かな。low でもよさそう。「ローな家賃で〜」ではわからんだろうけど。
日本から遊びに来た友達と、バスを30番、28番と乗り継いでゴールデンゲートブリッジのたもとに到着。そこから徒歩で橋を渡る。4kmぐらいか。日差しが強くて暑い中、なかなか反対側につけなかった。徒歩の人もいるし、自転車の人も多い。
渡りきったところから、さらに道路沿いに数キロ歩いて、サウサリートに到着。風光明媚な高級住宅街、とはいうものの、中心部はお土産やが建ち並ぶ観光地。アイスを食べて、おみやげやを冷やかし、そこからフェリーに乗ってサンフランシスコに戻った。
ここではじめてフェリーに乗ったけど、フェリーから見える、近づいてくるサンフランシスコはなかなかいい眺めだった。機会があれば、今度は夕方や夜のフェリーにも乗ってみたい。
Monicaは毎週末にハンディビデオで自主映画を撮っている。今日は撮影を見せてもらうことになっていて、中心部にあるデパートMacy'sの前で集合した。日本からの友達も連れて、見学のはずだったが、なぜか映画に出ることに。
Monicaが平日に作ってた警棒を片手に、警官の格好をしている俳優Jeffを含めてシーンの打ち合わせ。
「じゃあ、akky達はそこ(Macy'sの中)の貴金属店で、ショーケースを見て買い物をしててい。Jeffがそこに近づいて、akkyにカメラを調べさせろと言う。(以下省略)」って、デパートの中で、無許可のゲリラ撮影かい!
しかも、遠くからと近くからで2回撮りたいという。あからさまに怪しい警官姿のJeffと、言われた通りに演技したけど、2回目終わって逃げようとしたところで店員に呼び止められた。さっきの男は知り合いか、何かされたならセキュリティーを呼ばなければならない。というので、ごまかしたものか正直に話したものか、困っていたところにMonicaが来て、なにかまくしたてて全員で逃げてきた。
デパートから通りに出る。MonicaもJeffも、他の俳優も、うまく言ったね、とか無邪気に喜んでる。そんな気にすることじゃないのなあ。僕はドキドキしっぱなしだった。とそこで、警官役のJeffが観光客に道を尋ねられて、みんなで大笑い。
昨日日曜日夜、そういえばとテレビをつけたら、ジャイアンツのプレーオフ第4戦をやっていた。ジャイアンツといっても、栄光の読売巨人軍のユニホームをそっくり真似ているサンフランシスコの球団のこと(皮肉。念のため)。見たのは後半からだけど、すごく盛り上がるいい試合だった。新庄もはじめてプレーオフに出場したとか。
今日勝てばワールドシリーズということで、家に帰ってテレビ見たかったけど、仕事が終わらないので残業。それでもネットで状況はチェック。昨日と同じく、ぎりぎりのところの勝負で、しかも最後に勝つという、非常に盛り上がる内容だった。サヨナラでリーグ優勝。
その後、深夜まで、車のホーンを鳴らしまくる連中や、奇声が聞こえていた。LAみたいに暴動にはならないと思うけど、街全体が盛り上がってる感じ。
地震のときにワールドシリーズに出てた印象が強いので、もっと強いチームなのかと思ってたジャイアンツも、それほどワールドシリーズに出ているわけではないみたい。
日本から遊びにきてくれていた友達が日本に帰った。出張で来たのでついでに、というのは二人居たけど、ついでじゃなく来てくれたのはこの半年で初めて。しかも、コミックバンチを4週間分も買ってきてくれた、バンチ単位系でいうところの4バンチの上客である。
そんなゲストを迎えて、半年間外食一本で過ごしてきた成果の集大成として、「サンフランシスコ、世界の料理を食い尽くす」を勝手にテーマとして、これまで足でまわった自慢の安食堂を連れてまわった。朝出社前、昼休みは会社の近くで待ち合わせ、夜はいつもより早く、8時頃仕事を切り上げて。
中華(一品、大皿、点心)、ベトナム(ファー)、タイ(パッタイ、タイカレー)、インドパキスタン(カレー)、イタリア(ピザ、パスタ)、アメリカ(ハンバーガー)、メキシコ(ブリトー)、中近東(ケバブ、ハマス)、ユダヤ(ベーグル)。
お金を出せば東京でも食べられるけど、どれもいって$7,8で食べられてるところが修行の成果なのだ。
行ってきましたドリカムのコンサート。「akkyさんファンだったんですか?」と日本人の同僚に聞かれたけど、そういうわけでもない。ビッグネームなのに割安感があったので、これはいっちょ見ておくか、と。そんな理由で行くなって?
Puffy AmiYumi(という名前で出てるらしい、こっちでは)のときは、気づいたのが当日夜で見逃したわけだ。今回もどうせ日本人しか来ないだろうし、満員ってことはなかろう、とたかをくくり、予約もせずに直接会場のThe Fillmoreへ。予約すると$6ぐらい余計にチャージされるというのもあったので。
帰りのエレベーターJasonと一緒になって、The Fillmoreに行くといったら、これから妻が迎えにくるから車で送ってやろう、という。ありがたく乗せてもらった。しかし、会場前についたら、長蛇の列でびっくり。Jasonも驚いてたが。
しかし、よく見ると日本人ばかりだった。並んでたのはボディチェックが厳しかったせい。当日券も問題なく買えた。会場の入りはまだ余裕があるぐらい。ざっとみて千人ぐらいってとこか。ボディチェックのせいで8時開演のはずが入ったときにはもう8時半。$25(三千円)で当日券で入れて、全席立ち見でステージまで10mだったら、お得だよねえ。
去年のアルバムを聞かせるためのツアーだとかで、非ファンの僕にとっては知らない曲も多かったけど、終わりに有名なのも2,3曲やってくれた。吉田美和のMCは日本語。肥後、じゃなくて名前なんだっけ、が果敢に英語で通訳/ギャグをかましていた。素行不良で切ったメンバーの件についても、ちょっとだけ言及してた。全体的に、まあ楽しめたかな。
9時から始まって、アンコール2曲入れて10時半に終了。出たらちょうど3番のバスが来てて、11時前には家についてた。いつもより早いじゃないか。
中国料理屋で中国系の友人と。そういえば、「中華料理」とは中国では言わないらしい。
actressのことを日本では「女優」と言うんだよね、と聞かれた。「女優」というのは中国語には存在しない言葉だそうだ。actressが「女優」だったら、actorは「男優」か、と聞かれたが、なんか男優というとポルノみたいだなと思ってしまう。中国語(というか香港/広東語)ではactor/actressは「演員」と言うということだ。日本人としてそれ(「演員」)を見ると、バイトで食いつないでる売れない役者みたいなイメージになる、と説明したら受けていた。
「飴」も、日本からの輸入品に書いてある(中国系のスーパーには、日本や韓国からの製品もけっこう混じって売られている)のでわかったけど、中国では古語。古文の中にしか出てこないらしい。じゃあキャンディーはなんて書くの、というと「糖」だって。砂糖のことも表すけど、糖だけでキャンディーも指すらしい。昔の中国語が辺境の日本で生き残っているということだ。
この前遊びに来た友人が、広東語の会話本(指でさして現地の人とコミュニケートしようというやつ)を持ってきてくれたので、すこし勉強しようかなあ。
ワールドシリーズ、ジャイアンツは大手をかけたけど、ゲームはアナハイムに移ってしまった。(関係ないけどアナハイムといえばエレクトロニクス)
がしかし、デパートMacy'sがスポンサーとして、Yueba Buena公園に巨大スクリーンを設置して放送をするという話が伝わってきた。これは優勝の瞬間を見ねばと、毛布と敷物もって公園へ。スクリーンから20メートルぐらいの場所を確保して試合観戦。
先発のOrtizが好調で、5対0で7回、もう優勝は決まったも同然、公園もファンで埋め尽くされていい感じで盛り上がっていた。なのに、なのに、そこから逆転負けくらうなんて。。。
勢いからしてかなりヤバ目になってきたが、明日の最終戦に期待するしかない。
ハロウィーンだ。夜9時に会社を出て、Muniに乗ってCastroへ。Church通りで降りて地上に出ると、歩道中に人があふれ返っている。仮装率は6割ぐらいか。ここから西の、Castro中心部へ歩いていくと、途中から歩行者天国になっていて、人もぐんと増える。両側のバーで酒を買って飲んでる人はいるけど、フェスティバルのように店が出てるわけでもなく、単に変な格好をした人が大量にいるというだけ。
Ericとその友達のSteraと合流。一箇所に立ち止まって歩いていく人を見てた方が楽かもしれなかったけど、中心に向かって歩いていくことにした。かなりの人ごみで、一番の中心部では、交差点全体が満員電車のようで、先に進むこともできない。
通りの両側の家では、2階や3階のベランダで半裸で踊ったり、乳出したり、キャンディーを投げたりしている。街全体が大麻の匂い(たぶん)であふれていた。
Mocinaも椅子の仮装?をして来てるはずなので、携帯電話に連絡しようとしたけど、たぶん人が多すぎて、かからなかった。
みんな明日は会社だし、12時前はCastroを離れたけど、2時3時まで続いてるものらしい。ありとあらゆる変な仮装は楽しいし、露出の高い女の子もいっぱい見られて面白かったなあ、と帰宅したら、Monicaはもう帰って来てて、人ごみのもみ合いで仮装は壊されたし、銃で撃たれた人とナイフで刺された人がいたとかで、今年のハロウィーンは散々だった、と言われたので、びっくりした。
翌日の新聞によると、Castroだけで10万人の人手があったということだ。毎月ハロウィーンやれば楽しいのにな。