立派な電子レンジがキッチンについていて、電気代は家賃に込み、となると、電子レンジ用炊飯器、というのも楽でいいのかも、と思った。そっちのほうが、また引越しするにしても普通の炊飯器より軽そうで荷物にならなさそうだし。

検索すると、日本でも通販でけっこう売ってるみたい。海外発送してくれるところは見つからなかったけど、日本の事務所宛に送ってもらい、出張者に持って来てもらえばいいかな。本体が2000円ぐらいで、送料が500円ほど。

アメリカだって米食べる人はいるし、ジャパンタウンや中華街には電気炊飯器も売ってるんだから、こっちでも買えるんじゃないか、と検索したところいくつか出てきた。なんか形が日本のと違うなー。パスタも作れます、とか書いてある。8カップのライスが炊けます。って、8カップ炊くのも電子レンジなのか。。。 やっぱアメリカ人は豪快さんだ。

アジア系の通販にもあった。安いんだけど、やっぱり8カップとか言ってる。

シェアで使う家電を揃えるときは、音が小さいか音を消せるものを探すといい。夜中に電子レンジで「チン」するとシェアメイトが起きてしまうかもしれないから。

今回も、http://meetup.com/で見つけた、プログラマーの懇親会(前回言ったのとは、また別の分野のやつ)に参加してみた。Muni の N ラインに乗って野球場の近くのカフェへ。8人ほど参加者がいて、2時間ほどお話をした。6月で夏時間ともなると、8時を過ぎてもとても明るく、表のテーブルでお茶しながら話すのも楽しい季節だ。

今回も、人種は様々だが英語は僕だけ非ネイティブらしかった。メタメタになり、ところどころついていけないながらも何とか参加。

今回は前の会合とは違い、名刺交換もあった。つい最近、個人活動用(本業じゃなく、シェア解説/Webmasterとして)に作った名刺を交換。

その後、他の参加者2人と、待ち合わせしてたその一人の彼女と4人で、映画「Troy」を観にいった。僕はまぁ、退屈しないしスペクタキュラーだったし、なかなか良かったかな、と思ったけど、後の3人は揃って「原作をねじまげるにもほどがある」とキッツイ批評をしてた。

原作なんて読んじゃいないって。まあ、この3人は哲学書を読むクラブにも参加してる、ということなので、アメリカ人ならだれでも教養としてイリアスを読んでる、というわけでもないと思うんだけど。

朝、自宅前の坂道でトレーラーが立ち往生していた。サンフランシスコらしい、ものすごく急な坂なんだが、交差点では交差する道に合わせて平らになっている。平らになっているところに勢い良く降りてきたのか、トレーラーの最後部が坂に引っかかり、後ろの車輪が完全に空中に浮いてしまっている。

大きなトレーラーでそんな坂を下ること自体が無茶だと思うんだが。普通の乗用車でも、スピードを出して降りてきて、交差点で前や後ろのバンパーを地面にこすりつけ、すごい音を出しているのをよく見かける。

新シェアメイトのインタビューがたいへんなのは、今の住人がすべて立ち会わないと、あとあと揉めるかもしれないということだ。

見学者も一人だけってことはないし、次々といろんな曜日、時間に見にこられたら、その全部にきちんと参加することはできないかもしれない。そこで、「○○にまかせるわ。○○が大丈夫と思ったら入れていいから」などということになるが、えてして、他人の「大丈夫」と自分の「大丈夫」は基準がずれてたりする。

それで、一緒に暮らし始めてみたら、気に食わなかったり、トラブル多発だったりして、さかのぼって「俺はおまえの入居に賛成してない」とか言い出すと、もうフォローは困難になる。もともと、自分の都合で参加しなかったからしょうがない、と割り切れないのが人間なのかも。

引越し直後に買っていた冷凍カットオクラを、料理、つーかインスタントラーメンに投入しようと袋を開けたら、自分の知ってるオクラに比べて直径が倍以上あるカタマリが出てきた。直径2倍なら面積4倍か。

オバケオクラを見ながら、土地が豊かだからかなあ、育て方がおおざっぱなのかなあ、など考えたものだ。

英語でシェアのことを言う言葉として、政府が統計に使うようなかなりかしこまった言い方だが、"nonfamily households"というのがあるそうだ。「非家族世帯」とでもいう感じか。

アメリカのCensus(国勢調査)によると、1990年に420万世帯だったシェアは、2002年には600万世帯に増加している。(アメリカでのシェアの現状を書いた記事)

そもそもの世帯数からして、かなりシェアが多いんだな、と思うが、それがさらに増えているのは、シェアするのが学生や20代中心から、あらゆる年代に広がってきているからだという。

アメリカでのシェアの現状を書いた記事 をさらに読む。

アメリカでもシェアで住む人口は増えているけれども、これをビジネスにしようという動きはなかなか進んでいないという。ルームシェアしたい人同士を探してくれるようなマッチングサービスをしたとして、「知らずに殺人鬼と犠牲者をマッチングさせた場合に、訴えられときのリスクが馬鹿にならない」ということらしい。

また、記事では、借り手貸し手双方が、あせらずにじっくりと時間をかけて決断することを勧めている。新しい街に移ってきた借り手は、まず安モーテルで数週間暮らすこと、いきなりルームシェアの中に飛び込まず、いろいろ比較して吟味する時間を持つこと。また、貸す側も、空き室を埋めることばかり考えず、応募者の面接やリファレンスチェックを十分にすること、ということだ。

再来週に、3日間だけだが東京出張が入った。土日などをつけて実家にも帰省しようかと思う。

チケットを手配したが、SFO-NRT往復の航空券は、ここのところ大混雑らしい。もちろん、高い席は買えるんだけど、格安航空券はかなり埋まっているようだ。

東京はめちゃくちゃ暑いらしいので、肩まで伸びた髪を切りに一年ぶりに散髪へ行く。例によってチャイナタウン。今回はちょっと高級そうな店を選んでみた。やはり広東語しか喋らなかったので、指で「こんくらい」とか言って長さだけ伝える。結果、長さはまぁよかったが、ポマードをふんだんに使ってオールバックにされてしまった。$10にチップ$2で$12。