スペインから質問。「東京で数ヶ月勉強することになったんだけど、ここに住んだら危ないってとこがあったら教えてください。」

サンフランシスコみたいな意味で「危ない」ところは無いような気もする。よく言われるのは歌舞伎町のあたりだろうけど。それでも普通の人が普通に歩いてるだろうし。ただ、その近くに住んでた友達(女性)は、夜歩くのは怖いと言ってたな。

ここ読んでて、そこに住んでる人がいたら気を悪くするかもしれないけど、新宿駅の北側のほうは気をつけたほうがいいかもしれません、と返事した。

結局、それなりに大きな駅だと、繁華街もあって、うるさかったり汚かったり臭かったりするとは思うけど、同じ駅でも別の方角だと、いわゆる閑静な住宅街だったりして、地名だけではなんともいえないんだよね。

前々から気になっていることがひとつ。よくコンピューター業界以外の人と話をしてると聞かされて、突っ込みを入れることになる話なんだが、ドクター中松はフロッピーディスクを発明してないよ。

レコードに毛の生えたようなどーでもいい特許を持ってる人が世界には数十人もいて、お堅いIBMが念のため、万が一にも後から難癖をつけられないように、全員に少し包んだというあたりが真相らしい。

詳しくは「ドクター中松」研究報告などの専門家にまかせるので、詳しく知りたい人はそちらを読んでほしい。専門家ってなんの専門家だ。ドクター中松評論家? しかし、こういう「言っちゃったもん勝ち」な人に、正しく突っ込みを入れられる人というのは偉いと思う。

シェアの管理を頼んでいる友人から、辞めたいという連絡があった。次のマネージャーを探してくれという。

僕が転職でサンフランシスコに移ったことから、誰か管理をしないとまわらないということでお願いしていたんだけど、シェアの面倒なところ、掃除の分担とか、騒音問題とか、が嫌になってきて、シェア自体をやめたいと思っているという。

信頼できる友人で、助かってはいたんだけど、本人もいろいろ都合があるだろうし、代わりを探すから見つかるまでもう少しお願いしたい、と伝えた。

ということで、人の募集とか光熱費/電話代の計算、故障したものの修理や買い替えという作業の代わりに、家賃が安くなるという条件に興味のある人募集。三茶と南町田それぞれで。

人が入れ替わるときには、メールのやりとりをして、見学者を案内(これは土日とか夜がつぶれることもある)、といった作業をしなければいけないけど、メンバーが固定であまり変わらないときはそれほどたいへんではないと思う。

英語が必要ならカタコトでも英語で話すガッツがあって(話せるくせに照れて話さない人はだめ)、国籍男女関係なくシェアできる人。メールで連絡ください。募集は終了しました

新聞で、テスコがツルカメを買収、というニュースを見た。

テスコといえば、イギリスに住んでたときにそのへんにいくつもあったスーパーだ。僕がメインで行ってたのはセインズベリーのほうだけど。

ツルカメのほうは、つきみ野にあった異様に安いスーパー。新聞によると、関東にたくさん店があったのね。「ツルッカメ〜、ツルッカメ〜♪」という能天気な歌がかかっていて印象的だったが、これからはイギリス系の品物も置かれるんだろうか。

ペンギンチョコとかテトラティーバッグとかに執念を燃やすイギリス好きの友人がいるなあ。僕も、ミューズリーに関してはイギリスのが美味しかったなと思うので、そういうのが置かれるようになるといいな。

朝寝して昼寝して夜寝して、合間に映画を2本観た。「007 ダイ アナザー デイ」と、「ザ ハッカー」どっちもムチャクチャな脚本やな。確信犯でやってるんなら面白いけど、そうでもなさそうだし。

話が面白ければ(そんなに面白いかという突っ込みもあるか)、荒唐無稽でもオッケーってことかいな。007はともかく、ザ・ハッカーのほうは、プログラマー以外が見てもつまらんだろうなーと思うし、プログラマーが見ても突っ込み所多すぎて困る気がした。

今日で出張も最終日。来週はサンフランシスコだ。

んでもって、再来週は東京だ。うぇ〜ん。

予感はしてたが、人手が足りないのでもっと手伝え、と。出張延長されてしまった。ひき逃げの処理とか、電話代の払い込みとか、もろもろ済ませたいので、と言ったら、一時帰国してよいことになったけど。

暑くなる前に帰れるならいいや、と思っていたこの出張、暑くなっても残ることになるとは。ゲストハウスの部屋には冷房がないんだよなあ。廊下にあるから、ドアを開けて冷気を取り込めということだ。あああ。

UA便でサンフランシスコへ。今回もシートテレビではなかった。以前は運がよかっただけで、基本的にはシートテレビじゃないのかなあ。観るものを選べないと9時間のフライトはつらい。

風邪気味なので薬を飲み、数時間は眠ることができた。起きた後、映画"How to lose a guy in 10 days"を観たが、これがあと数分で終わるというところで着陸体制となり、切られてしまった。ハッピーエンドなのは間違いない映画だったけどさ。

SFO到着。昨日、30年来計画されていたBART(SFの地下鉄/高速鉄道)の空港乗り入れが完成したという情報を掴んでいたので、さっそくそれに乗ってみた。たった$4.7でサンフランシスコのダウンタウンまで来られるようになり、たいへん快適。

オフィスには、幸い、3ヶ月前と同じメンバーが残っていた。ひさしぶりだがすぐに打ち解ける。やはり居心地はいい。

会社を夕方に切り上げて家に戻ってきた。まだ諸作業が終わってないのだ。

だが、気がついたらベッドに突っ伏して寝ていた。時差ボケにしては、日本時間の朝方から眠くなるのは変なんだけど、起きたときには夜12時を過ぎて翌日だった。

朝早いし、しょうがないからこのまま起きてることにする。が、腹は減っているので外へ。念のため、財布は家に置いて、小銭だけ持って出る。Polk streetまで行ったけど、平日の夜でどこも空いてない。そのわりに、道をウロウロしている人がいっぱいいて怖いんだ。

24時間のスーパーマーケットCalaへ行って、サンドイッチと牛乳を買った。家に戻って、洗濯と荷物の整理。Monicaに、部屋から溢れた荷物をなんとかしてくれと言われたので、要らなそうな服やなんかを捨てていく。共有のスペースにはMonicaの変なものがいっぱい転がってるから、衣装ケースの1つや2つ許してほしいとも思うが、ここが対等なシェアではないサブテナントの弱みか。

BART開通なのでBARTでもよかったが、スーツケース引きずってBARTの駅まで降りていくのがたいへんそうだったので、前回と同じSuperShuttleにネットから予約を入れてあった。予約時間の5分前ぐらいに到着。他の客と相乗りで空港へ。チップ込みで$20。

空港でチェックインしようとしたら、購入時のクレジットカードを見せろといわれた。会社のカードで買ったから持ってきてないというと、じゃあ個人のカードで買いなおしてくれといわれる。しょうがない。前回の時も覚悟はしていたが、なぜかチェックされなかったので、今回もいけるかと思っていたんだが。

会社のカードのほうへは、refundされ、自分のカードからチケット代が引かれる。東京に着いたら請求しなきゃ。

空港のいたるところに、モバイル使えます、の広告が貼ってある。今持ち歩いている会社のノートPCには無線LAN機能がついてるので、試しに繋げてみた。いきなりつながったので、こりゃいいサービスだ、と思ったが、いざアドレスを入力すると、お金を払ってね、というページに飛ばされてしまった。

やっぱタダってことはありえないか。飛ばされたページというのは、ドイツ系の通信会社のやってるサービスで、毎月$30とか$6/10分とか払って会員にならないとダメみたい。

会員になったらどこで使えるかというと、空港以外には、市内のスターバックスと本屋2軒だけみたい。家でも使えるなら、日本の倍近いDSLやめて乗り換えてもいいけど、わざわざスタバに行ってネットアクセスなんかしないよなあ、他の金もかかるし。

飛行機は満席。カウンターでEconomyからEconomy Plusとやらにしてくれたけど、エコノミーの中でもちょっと前のほうの席というだけで、特に違いはないように思った。今回特筆すべきは、2食とも信じられないほどまずかったということ。たいていのものは美味しく食べられ、イギリス料理はうまいと言ってみんなに変な目で見られた僕がまずいと思うんだから相当だ。

浅い眠りながらも、今回はほとんど寝ていた。映画はジェニファーロペスの"Wedding Planner"を半分ほど、アメコミ座頭一"Deardevil"を最後のシーンだけ(ちょうどそのとき目が覚めたから)。

"Wedding Planner"、僕は結婚式にぜんぜん思い入れないし、自分には縁がないかも (笑)と思ってたりもするけど、結婚式を大事に思ってたり、それを仕事にしてる人たちが、当日にもなって投げ出したりぶち壊したりすんのはどうよ? とか思ったなあ。まあどうでもいいアイドル映画なんだが。

デアデビルはラストシーンしか見てないが、そのラストシーン、スパイダーマンと一緒じゃねえか。ヒーローものを映画にすると、こういう終わり方しかできないのかねえ。

掲示板のメールアドレス全部に送ってるんだろうか、有名不良外人からイヤなスパムメールが届いた。

一部訳すとこんなかんじ。「やあ、ダニエルだよ、ひさしぶり!(知らんちゅーねん) 暑いね。真剣にガールフレンドを探してるんだ。(男に出すなよ) ワタシハ ニホンゴガ ジョーズ ハナセマス(ぜんぜん上手じゃないって)」

この「渋谷のDaniel」は、過去にいろんなところのシェア掲示板や国際交流関係の掲示板に、無差別に、「英語教えます」、の投稿をしまくってた男だ。また、シェアの募集をして、来た女性をシェアの話そっちのけでナンパしようとしてた、ということで複数の女性が「こいつには要注意」という書き込みをしていた。典型的な不良外人。