Hueyから電話。「振込を確認したけど、額が少なくないか?」「少ない? 振りこんだのは*3,000円ぐらいだけど、違ってた?」「いや、その額だ。光熱費を引いただけで、どうしてこんなに減るんだ?」

「ええと、今調べる。。。。2月分の光熱費が○○円、3月分が△△円...」「2月分の光熱費?」「そうだよ。Hueyが出て行くときに、払わずに出ていったから」「僕が払わずに出ていった?」「そうだよ(こっちが文句を言いたいぐらいなのに^^;)」「そうか、わかった」といって切れた。

「退去の打診」のしかたを教えてほしいとう依頼があった。しかし、実はこれをやったことはないのだ。過去に問題があったフラットメイトといえば、GregとHueyだろうけど、Gregとの問題は彼が帰国してから起こったものだし、Hueyは向こうからさっさと出ていってしまった。

あきらかに約束or契約したことを破ったような場合は、それを示して退去してもらうということも必要だろう。それも今のところは経験がないので、実際には難しいことなのかもしれないが。

「好き嫌いで、とか、単に気が合わないからって人を追い出していいか?」ということになると、僕はよくわからない。相手だって困るだろうというのもある。でも、会話もなくつんけんしたまま、無理やり同じフラットで住み続けるのも、お互いの精神的にもよくないか。

イギリス人男性から渋谷シェアの件(project S)で問い合わせ。しかし、渋谷付近でフラットシェアを開くというこの計画、ぜんぜん目処が立ってないため、ごめんなさいという返事しかできなかった。

Kikoに、何かシェアに不満がないか聞いた。特にないというのを、「なんかあるだろう」と無理やり考えさせたところ、「冷蔵庫のキムチが臭い」と言われた。脱臭剤があるといいかも、ということだ。

春先は特に鼻が効かなくなってるので、そんなに臭ってるとは知らなかった。そういえば子供の時は、家の冷蔵庫に脱臭剤が置いてあったような気がする。一人ぐらしをはじめてから、買ったこともなかったキムコを買ってきて、冷蔵庫に設置してみた。

Kikoから会社にメールがあって、本題はシェア絡みの連絡メールだったんだけど、最後に「ところでSPA!見た?」とある。シェアの記事が載ったのかな、ということで帰りコンビニで立ち読みした。

帰宅したら居間にKikoが居た。僕「SPA!読んだよ。ひどいなあ」「へ? 何か悪いこと書いてあったっけ?」「Hの下手な男No.1はコンピューター業界って、そりゃ偏見ってもんだ」「そんなバカ記事知らないって(笑)。シェアの特集だよ」

6ページのシェア特集で、roomerと刻色館も紹介されてた。

「家賃はともかく、年収とかまで書いてるよ。すごいねえ」「記事にも、お金がなくてシェアっていうわけでもないようだ、ってあるけど、結構年収高い人も多いよね」

横浜で大学時代の友人達と飲み。余ったというハードディスク2台をもらう。

Kikoが暗い顔。聞くと、部屋で音楽を聴いてたら、ものすごい音で壁を叩かれたそうだ。音が大きいならドアをノックして言ってくれるとかすればいいのに、最初は「何をあばれてるんだろう」とか思ったけど、ひょっとしてと思いボリュームを絞ったらおさまったという。

何があったか知らないが、挨拶しても返さないというし、どんどん得体の知れない同居人になりつつあるぞ。僕のほうも、一週間に一度ぐらいしか会わなくなっているし、僕にはまだ「ただいま」と言えば「おかえり」とは答えるものの、その先何も会話がない状態。

フラットシェアの師匠マイケルから絵葉書が来てた。Ibizaという島の地図入り絵葉書だ。切手からするとスペインで、絵柄からして地中海の島らしい。ここはとてもいいところだ、とか書いてある。

来週、出張先のシンガポールからマイケルに絵葉書を出すことにしよう。おっさんしか出す相手がいないのは残念なことだが(笑)

火災報知器の点検があるというので、午後会社を抜けて家に戻る。Hiroは平日バイトのようだし(そもそも会わないので頼みようもないが)、Kikoも短期の仕事を見つけたらしく、日中は家にいないということなので、しょうがない。

各部屋や洗面所、トイレにもあるようで、みんなの部屋に業者の人が入って点検していた。立会いということでHiroやKikoの部屋にもついて入った。Kikoの部屋は本人も予告してたけど、荷物であふれかえっている。もともと無理な量の荷物を持って移ってきたからしょうがないが。「うう、あの部屋を人に見られるのかあ」と嘆いていたが。

HiroとKikoが、かなり険悪な状況になっているらしい。険悪というか、単に会話がなくて、お互いが会わないように避けているという感じらしいが、狭いフラットでそんな状態が続いていること自体異常だ。

食器とか包丁とか、元々Hiroの物でキッチンに置いてあるものをKikoが使った後、キッチンから消えるという現象が続いているという。実際にHiroの持ってきた物がいくつもなくなっている。

キッチンは共有で、キッチンに置いたものは誰でも使っていい、というルールだから、Kikoに使ってほしくないので部屋に持ちかえったということだろうけど、使ってほしくなければ名前を書くなりした上で、そう頼めばいいじゃないかと思うんだが。

僕のほうも、Hiroと話すチャンスもなく、真意を聞くタイミングもない。Kikoとしか話してないから、簡単に結論づけちゃいけないとは思うけど、Kikoがまいってきてるのは事実だ。

オーストラリアとスコットランドから問い合わせメール。「君のところが空いてるか、誰か知り合いで空き部屋のある人がいたら知らせてくれ」とのこと。

「***$ ってのはUSドルのことか?」と聞かれたのでちょっと反省。広告には、日本円じゃピンとこない人もいるだろうと思ってUSドルでの家賃も書いてあるんだけど、それなら「US」とつけないと、他のドルに親しい人は混乱するよね。

来週のシンガポール出張は、航空券もホテルも準備完了。あとは荷物だが、いちおうビジネスマンの格好してかないといけないだろうし、Yシャツやネクタイを探さないといかんな。

荷づくり。今回は仕事なのもあり、かなり多めになった。ただし、ちゃんとしたホテルに泊まるため、せっけんやシャンプーの類を持ち歩かなくていいという利点もある。

  • ガーメントバッグ
  • ディバッグ
  • パスポート
  • 航空券
  • 展示会の登録チケット
  • むこうの支社の住所と電話
  • クレジットカード VISA1枚
  • メモ帳とペン
  • ノートパソコン、モデム、電話ケーブル、コンセント変換器
  • デジカメ、単4電池、USBケーブル
  • スーツ上下
  • ループタイ2本
  • 下着上下、靴下各2
  • コンタクトレンズ、洗浄液
  • 袋洗剤x1
  • 図書館で借りたシンガポールのガイド本
  • ビニール袋x3

「ホテルは現地子会社経由で予約すること」というお触れがあったのでそうしたのだが、「ええ、安宿でいいっすよ〜」と言ったせいか、郊外のホテルになってしまった。イーストコーストにあり、空港と都心の中間あたりだ。

おいしい店とか観光地は都心だろうな、とは思ったけど、調べてみると地元の人向けのショッピングセンターとか、おいしい店とかがたくさんあるところらしい。どうせ昼間は仕事なんだし、晩飯ぐらいなら困らないかも。

6時半起床。7時に家を出る。電車に乗ると、やがて車内アナウンス。長津田で先行電車の車内トラブルがあり、車両を交換しているので遅れているという。車両を交換するような車内トラブルっていったいなんだ? 途中で急行に乗り換えたが、これものろのろ運転。そして遅れているせいか、たいへんな混みよう。

東急線〜半蔵門線〜銀座線〜京成線で成田へ。ここまでで、すでに傘と時計を忘れたことに気づく。普段使わないからだけど、まあ必要なら買えばいいか。

空港着は10:50。シンガポール航空のチェックインカウンターへ。Unitedマイレージカードを出すのを忘れずに(ANAのマイレージでもOKなはず。詳しくはスターアライアンスで検索して)。ガーメントバッグも機内に持ち込むことにしたので、預ける荷物はなし。東京三菱銀行で両替。1シンガポールドル(SGD)=72.4円 数日前に調べたより高いな。ちょうどレートも円安に振れているらしい。2万円両替して、$280になった。向こうで訪問する支社におみやげと思ったが、持って行くほど価値のあるものが何なのか、わからず悩む。イギリスにはなかった柿の種にした。

出国管理ゲートで、キンチョールのスプレー缶を持ちこもうとして足止めをくらっているおっさんがいた。なんで手荷物でキンチョールが必要なんだ。

11:40にゲートイン。シンガポール航空機は独特の匂い。香水か? シンガポール航空は、エコノミーでも全席テレビ付き。機内誌で映画をチェック。今月(ということは帰りもこれか)の映画は以下。

  • World Pup
  • Antitrust
  • Under Suspicion
  • Snatch
  • Pollock
  • Traffic
  • Sweet November
  • Gladiator
  • Erin Brokovich
  • American Beauty
  • A Hard Days Night
  • Le Pincard(欧)
  • Feel Good II(中)
  • The Yellow Hankerchief(日)
日本語対応は「幸せの黄色いハンカチ」(なぜにこれ?)とあと一本(どれか忘れた)の二本だけ。

まず一本目。Antitrust。あきらかにマイクロソフトとビルゲイツをモデルにした悪役と、その悪事に気づく若者の対決話。また悪役の社長がビルゲイツに似てるんだ。ネットワーク経由で監視されているハッカーの一人が赤い帽子を被ってたので笑った(Red Hatという赤い帽子がトレードマークのライバル会社がある)。やはりヒロインが金髪で、いいかげんアメリカ映画のワンパターンさは嫌になると思ったら、黒髪のヒロインが出てきて、いやしかし、と結末に関係するので伏せておこう。マトリックスもそうだったけど、オタクごころをくすぐる一作。おもしろかった。やぼな技術的突っ込みをしないギョーカイの人なら楽しめるだろう。映画中に昼食が出た。ステーキを選択、悪くない。

その後、コメディチャンネルで Whose line is it anyway? を観る。イギリスでもよく観てたけど、英米どっち製かは不明。4人+司会でやる英語版笑点。二人羽織とかやってるし。喉が乾いて茶を頼む。うっかり cool tea くれと言ったら「Iced teaか?」と聞き返された。

二本目は Sweet November。キアヌ・リーブス主演。Comedy/Romanceとあったので選んだんだけど、これが大ウソ。シリアスなDramaじゃないか。泣ける泣ける。泣けるけどあんまり薦めないなあ。

二本目の後、カップケーキ、紅茶が出る。各席に座席でできる体操のパンフがある。エコノミークラス症候群を意識してるのかな。映画の3本目はやらず、そのまま着陸。当初予定より20分遅れ。

シンガポール航空は第二ターミナル。タクシー乗り場は長蛇の列。成田のように旅行者向けのパンフレットを配ってるところが見当たらない。地図だけ取る。夕食にしようと、観光客向けじゃない食堂を探すが、見つからない。情報によればどっちのターミナルにもあるはずなんだが。でも、地下にスーパーマーケットは発見。けっこう何でも売ってて、日本製のさきいかとかまであった。

無料モノレール(?)に乗って第一ターミナルへ。ネットで調べた情報では、マックの横を下りていくと食堂があるというが、そのマックが見つからない。探しまわったが、結局昔マックだったところが今バーガーキングになっているということがわかった。バーガーキングの左手、一旦外に出てそこの階段を降りると、制服を着た人や、いかにも地元風の人とすれちがった。ドキドキものだ。地下に、広い食堂があった。

中央に白いプラスチックのテーブルと椅子がたくさん置かれ、それを囲むように20軒ほどの食堂が並んでいる。奥のほう、Muhhamad Aliという店に並ぶ。看板には、「$2.50 for Public」と書いてある。職員向けには$2.00で、職員は職員カードを提示しろ、とも書いてあった。ほんとうに大丈夫なのか、びくびくしながら待つ。「ここで食べるのか?」と聞かれたので「はい」と答え、トレイを自分で取る。トレイに皿とスープボウルが置かれた。「箸はここ」と言われた。

適当に空いた席に陣取る。スープと、皿にはごはんの上に切った鶏肉を乗せたもの。店頭の看板の写真ほど豪華には見えないが。チキンは冷たい。うまいんだけど、割り砕かれた骨がたくさんあって、食べにくい。味は満足。後片付けはどうすんだ? と思い周囲を観察。みんな勝手に出て行くので、なんだ、いいのか、と思ったが、次の人はトレイを壁のほうに持っていき、残飯はゴミ箱に捨て、トレイも横に置いた。その上には看板があって「皿は自分で片付けましょう」とある。あぶないあぶない。来てそうそう無礼な外国人になるところだった。

タクシー乗り場はまだ並んでいる。飯も食い、どうせ今夜は寝るだけだ、バスに兆戦しよう。さっきの地下のスーパーの前にバス停があったな。

一枚のパネルが柱に貼ってあるが、それが全てだ。行き先は地名や道の名前でしか書いてない。時刻も「7分おき」とかその程度。行き先の通りの名前から、乗るべき番号を探すらしいが、ホテルのあるEast Coast Roadが見当たらない。必死で地名を読み、市街地へ向かいそうなバスを見つける。ホテルの近く、といっても2kmぐらい北だが、Changi Roadを通るようだ。

バスが来たので乗りこむ。パネルに書いてあった料金表から、$1.3というのはわかってる。がしかし、どうやって払うんだ? 左(運転手の左前)に箱、右の奥と手前には謎の機械。ちょっと横にずれ、他の人を見ると、謎の機械にカードを差し込んでる人と、左の箱に金を入れてる人がいる。「Changi Roadに行きたい」と運転手に言うと、「$1.3だ」という。成田で両替した$2を出して見せると「釣りはない」と言う。なにぃ。どうしていいかわからず、まあいいかと思い、左の現金用箱に$2紙幣を入れると、「1.4なんたらかんたら」と言って、右の謎の機械を指す。機械の下のほうを差してくれて、そこから小さい紙が出てきた。チケットのようだ。それを持って空いてる席に座る。チケットには$1.4と書いてあった。さっきは、「釣りはないけど、$2払うというなら、$1.4のチケットにしておくよ」ということを言ってたんだろうか。後でわかったが、$1.4がバス運賃の最高額だった。

前の方の壁に、パンフレットがささっていたので一つ取る。路線表だ。といっても、地図などはなく、バスが止まる停車場の名前と、二つの停車場から料金を調べるための表だけの簡素なもの。揺れるバスの中でこれを見ながら、降りるべきバス停の手前あたりの地名を地図で調べる。

バスは西へ。良く整備された道、街灯も明るい。左手に大きな建物、明日から出張するSingapore Expo Hallだ。ほんとに空港に近いな。さらに行くと、両側に高いビルが増えてきた。Bedokというあたり。団地のようだ。道路に面した建物の1階には、食堂などが並んでいる。

Changi Roadに入ってちょっとのところで、誰かがブザーを鳴らしてバスを止めたので、適当にバスを降りた。それから地図を出して見たが、今いる場所がまだよくわからない。道に沿って先へ歩く。左にChangi Hotelというホテルがあり、現在地がわかった。ちょっと降りるのが早かったようだ。さらに前進し、Joo Chiat Roadとぶつかったところで左折、南へ向かって歩く。地下鉄の通りから目指すParamount Hotelへは2kmほどあるはず。

Joo Chiat Road沿いは、左右に商店が並んでいる。8時ぐらいだと思うが、普通の商店はほぼ閉まっていて、食堂、バーなどは開いているようだ。途中、大きな通り(Dunman Road?)を渡り、さらに歩きつづけて、East Coast Roadらしき道に辿りついた。右奥にKaton Mallというショッピングセンターがある。地図にしたがってここで右折し、ちょっと歩くと、左手にParamount Hotelを発見した。といっても、入るとそこはまた3F建てくらいのショッピングセンターで、ショッピングセンター2Fの奥に、ホテルの裏口があった。

フロントへ行き、予約してある者だがと告げる。カードキーと朝食のクーポンをもらう。やはり朝食付きで予約してたか。部屋12階だという。それを持ってエレベーターに。12階は最上階だった。しかし、12のボタンを押してもつかない。なんだ、壊れてるのか? と思ってると、扉がまた開き、他の人が乗ってきた。部屋のカードキーを一番したの開閉ボタンの下にある穴に差しこみ、抜いて、9かなにかを押すと、ついた。なるほど。真似をすると12階もついた。後で見たら、カードキーの袋に、「セキュリティのため、エレベーターを使うにはカードキーが必要です。カードキーを差し、抜いてから目的の階のボタンを押してください」と書いてあった。

部屋へ。そこそこ広いツインの部屋。荷物をほどき、バスルームをチェック。ひげそりがないな。まだ眠くないし、とりあえず周りを見てくるか。

ホテル裏口の横に、雑貨屋があった。"Hello" じいさん一人。「何を探してるかね?」「あ、かみそりを」「こっちだ」「捨てられるやつかい?」「ええ」「安いのが$4.5、高くていいのが$5.5」「あんまり違わないな、じゃあ高いほうを」「日本からかね?」「ええ」「コンドームもあるが?」ぶっ。なんなんだいきなり。「いや、いいです」「そうか」 なんで日本から==コンドームなんだ?

ホテルを出て、歩道橋を渡る。なんでもないただの歩道橋だけど、屋根がついて、エスカレーターまでついてる。夜だからかエスカレーターは止まってたけど。渡り終えたところのセブンイレブンへ。日本のお菓子も結構多い。面白そうなお菓子がなかったので、サッポロポテトとさとうきび水を買った。レジに並んでると、袋を持ったおじいさんが店に入ってきて、袋の中の筒、トイレットペーパーの芯みたいなものを見せて謎の言葉で話しかけてきた。英語で「すいませんが、わかりません」と言ったら後ろの人に矛先を変えたが。レジの店員は苦笑していた。物売りなんだろうけど、売ってる物は何だったんだろう。

この時点ではまだ、「ホテルのあるところ」という認識しかなかったが、どうやらこのへん一帯は「カトン」というところらしい。安めのホテルと頼んだら、シンガポールの中心部のホテルにならなかったのをちょっと残念に思ってたが、結果的にはこれが当たりで、ほんとのローカルなシンガポールを楽しむことができたと思う。

部屋へ戻り、テレビをつける。キムタクと松たか子が中国語で喧嘩してた。字幕は英語。every little thingのCMは、歌が日本語でかかりっぱなし。最後の「エイベックス トラックス♪」もそのまま。

ニュースやマレー語(?)音声のチャンネルなどもあったが、いいかげん疲れてきた。自動モーニングコールをセットしてベッドについた。

朝。自動モーニングコールで7:50起床。サービスで朝日新聞の衛星版がドアに下げてあった。髪が爆発してたのでシャワーを浴び、4Fへ。ビュッフェで朝食。面白いものを物色したが、あまり変わったものはなかった。ご当地っぽいのはビーフンと鶏粥ぐらいか。パンケーキとかパン、ソーセージにビーンズ、目玉焼き、あと味噌汁があった。デザートですいかとパパヤがあり、パパヤを食べた。

一旦部屋に戻り、準備して2Fロビーへ。正面玄関から出ようとすると、ドアマンが「タクシーか」と聞くので「そうだ」と答えたら「今呼ぶからそこで待っててくれ」という。ちょっと待ったらタクシーが来た。エキスポホールまで、10分くらいか。会場の近くで右折が長蛇の列。待ってる間にメーターがあがりつづけ、8.9$。「呼び出しが3$だから足すよ」と言われ、12.9$払った。メーター外の料金を口頭で言ってくるので一瞬身構えたが、シンガポールのタクシーはやたらとこの手のオプションがあり、これが普通だというのは2回、3回と乗るうちにわかってきた。別にぼられているわけではないようだ。

(出張目的である展示会めぐり。午前の部)

昼食。カフェテリア形式のが数カ所あるが、売ってるものは全部同じようだ。弁当が数種類、ピザやサンドイッチ。弁当は12$だという。高いなあ。1枚10$のクーポン(1$とか0.5$とかが切り離せる一枚紙)を2枚買い、「辛くない」と指された弁当と、ミネラルウォーターを買って14$。人だらけなので空いてるか聞いてそのへんの席で食う。残りの6$クーポンを持って払い戻し所へ。

(出張目的である展示会めぐり。午後の部) さて帰るとするか。

白いタクシーが並んでて、客がいない。なんだすいてるじゃんと思って近づいたら、立っている男性がパンフ片手に「どこに行きたい」「カトンだけど」「カトンなら35$だ」なにー? とパンフをよく見ると、リムジンタクシーとかいうやつらしい。市内35$とパンフにも書いてある。「普通のタクシーは向こうで並んでるよ。かなり並ぶだろうな」と言われたが「あ、いや、並ぶわ。ありがとね」と言ってその場を去る。乗る前に確認してくれるあたり、シンガポールはこのうかつな日本人にも優しいところだなあ。(苦笑)

タクシー乗り場はやはり長蛇の列。腰も痛いが。無料シャトルバスでホールの反対側に行き、そっち側にあるMRTに乗ることにした。ホテルに近い駅からなら、タクシーもつかまえやすかろう。

Expo Hall駅からMRTに乗る。ガイドブックにあった、プリペイドカードを窓口で購入。10$+デポジット2$。一駅だけの折り返し運転で、東西線(?)に接続。テラ・メナ駅から、パヤ・レバ駅まで乗る。この駅名の響きがなんとも、異国な感じだ。

パヤ・レバ駅で降りて、タンジョンRd. 電車もちゃんと乗れたし、ここはさらに調子にのってしまおう。ちょっと南へ歩いてバス停発見 止まるバスの番号以外、何も書いてないので、バス待ちのおねーさんに聞く。「この中にカトン行きはありますか?」「34ね」そうか、ということでしばし待ち、34番が来たので乗る。「これはカトン・ショッピングセンターに行きますか?」「40」へ?40セントってことか? 安いな、「次の40番だ」おっと。さっきのおねーさんが間違ってたか、ショッピングセンター行きと聞くべきだったか。ということでバスを降りる。しばらくして来た40番。また運転手に聞いたら、通るという。60セントと言われたので、さっきかったプリペイドカードを機械に入れて、60セントボタンを押してチケットを入手。あとは地図を見ながら4,5駅。ちょうどショッピングセンター前のバス停で止まってくれて、降りることができた。(Para Lebar南東にあるショッピングセンター前のバス停に止まるバスは40,76,135,197,853で、40がEast Coast Road、135がMarina Parade Roadに向かう)

部屋に戻ったら7時を過ぎている。お腹もかなり減ってきた。調べておいた付近のうまい店を確認し、East Roadを東へ歩く。最初の交差点、カトンモールの向かいにあるという「海山街海記油鶏飯・麺」は見つからなかったので、さらに東、ジョーチャットRd.を越えて次の大きな道、スティルRd.の直前までいくと、ここで「ペラナカンイン」「正興」「カトンラクサ」をまとめて発見。 今晩はペラナカン・インでペラナカン料理を試すことにする。店はあまり混んでない。4グループほど。じいさんとおばさんがいて、メニューを手に迷っていると、威勢のいい感じのおばさんが「日本人か、わからなければお勧めを出そうか? 辛いのは大丈夫か?」とまくしたててきた。辛くないの、と言って、魚がいいか、えびは? と聞かれたとこで、えび、いいねえ。じゃあそれと、野菜の何か、飲物は? ビールとかソフトドリンク、バイリー、「バイリーって何?」「おや、バイリー。バイリーはバイリーだよ。説明しようがないねえ」というので、じゃあそれももらう。と。全部頼んだあとで、値段と量が心配になったが。

ほどなく料理が出てくる。えびは、大きなのが6尾、甘いソースで茹でたもの(Assam Prawn)で、これがめちゃくちゃうまい。ライスが進む。野菜のほうは、糸こんにゃく、きくらげ、モツ、キャベツなどが煮込まれたもの(チョプチャイ)。こちらはまあまあ。バイリーは、カルピスのような飲物で、、、食事のお供には甘すぎた。

全部たべると、もう満腹、大満足で、デザートは、と聞かれたがとても食べられない。おばさんがレシート持ってきた。「20$と10セントね」へ? レシートを見ると、えびが12ドルだ。そりゃ任せたら高いもの出すよなあ。どうりでうまいわけだ。安く食べるつもりだったけど、そんなに安い店ではなかったか。でもうまかった。「すばらしかった」と言って払い、店を出た。

途中、カトンモールの3Fあたりの雑貨屋で、歯ブラシを購入(S$1.60)。

今夜のテレビの収穫は、シンガポール版ミリオネアのCMを見たのと、アリーマクベルの英語音声、中国語字幕。

残金$206.85 就寝

朝、自動モーニングコールで起床。7:49 ビュッフェのメニューはほとんど変化なし。

10:00 滞在中に一度訪問することになっている、うちの会社の支社電話。今から行っても良いかと聞く。いいらしい。「誰かローカルを迎えに行かせましょう」と言われたが、あわてて断る。

昨日の経験から、ホテルの前にタクシーを呼ぶだけで3ドル取られるとわかったので、裏手のEast Coast Rd.に出て流しのタクシーを拾う。タクシーの運転手に住所を告げたが、中国系初老の運転手に通じない。結局住所を書いた紙を見せた。どう発音が違っていたのか。今日の運転手も、英語は通じないようだ。15分ほど北に走って、工場地帯の中にある支社に到着。

(仕事)

支社長は午後から打ち合わせがあるとのこと。昼でもどうですか、と誘われたので応じる。車でOrchid Rd.の高島屋に連れていってもらった。中華料理の店で麺と点心。写真入りのメニューを見て注文用紙にチェックをする方式で、日本人観光客でもこれなら大丈夫、って感じの店。日本語を話してる客もいた。スープは日本にない味と匂い。おいしかった。ここはおごってもらったが、一人あたり$15ぐらいだった。日本と変わらない値段だ。

支社長とは高島屋で別れ、一階のinformationへ。部長命令のZippoがどこに売ってるか聞き、3階の紳士服売り場へ。シンガポールの文字とマーライオンの刻印があるやつを指すと、36$だという。「税金は?」と聞いたら、「今セール中で20%オフだ。税金分なんてたいしたことないだろう」と言う。なるほど。でも、Zippoの相場が良くわからないのと、なんといっても高島屋なので、他を見てみようと思い、「後でまたくるよ」と言って去る。

MRTのOrchid Rd.駅からMRTに乗り、南へ。City Hall駅で東行きに乗り換え、Paya Lebar駅で降りる。40番のバスに乗って、Katon Shopping Centreへ。ショッピングセンターに入り、Zippo売ってないか聞くと、地下だというので、地下の店を回る。こっちのショッピングセンターは、ほんと庶民的な、悪く言えばさびれた感じ。それらしい雑貨屋を見つけ、Zippoがないか聞いたが、100円ライターしかない。店主のおじさんはかなりブロークンな英語で、日本人か、前に伊藤忠と丸紅の仕事をしてたことがあるよ、観光か、とか色々聞かれた。Zippoに話を戻すと、Parkway Paradeとかで探したほうがいいだろう、と言った。お礼というわけでもないが、ポストカードを売ってたので、3枚購入(1.5$)

一旦部屋に戻る。部屋の掃除中だったようで、メイド(中国系のおばさん)に、あなたの部屋を今から掃除するから、10分待ってくれと言われた。10分待って部屋に入る。もう3時過ぎだ。今からExpo Hallに行っても時間が少ないなあ。腰も痛いし。とごろごろする。部長も一日ぐらいサボってもいいぞ、と言ってくれてたし、この3時間は展示会に戻らないことにしよう。

ホテルの表側から出て、歩道橋を渡り、Parkway Paradeへむかう。歩道橋を降りたところで、ビデオCD(VCD)屋を発見。前面に、日本のドラマのVCDが大量に並べてある。ほとんどが日本語音声に中文字幕のようだ。NTSC/PALと書いてあるので、日本のテレビでも映りそう。驚いたのは値段で、全話入り8毎セットとかで16$(1200円)とかだ。許可を受けた正規品のように見えるが。全話でこの値段なら、何か買おうかなあとも思ったが、どのドラマがいいかという情報が不足していて決められなかった。ロンバケとかGTOとか、ここ数年で流行ったドラマはあらかたある

その先に伊勢丹があり、ここでもZippoを見つけたが、シンガポール的なZippoは一個もなく、値段も$30-$40ぐらいと高かった。伊勢丹の向こうが、Parkway Paradeだ。ここでは結局、Zippoは見つからなかった。

5時くらいか。タクシー乗り場からタクシーに乗って、シムリムスクウェア。こんどは一発で通じた。海沿いを西に走っていくと、初めてのラウンドアバウトと遭遇した。横断歩道とか2階建てバスとか道路脇の線とかやたらな一方通行とか、いろんなことが英国風なのに、ラウンドアバウトだけはないなあと思ってたが、少しはあるのかな。

シムリムスクウェアは、6階建て。秋葉のラジオ会館みたいなところ。エレベーターで最上階にあがり、一階ずつチェックだ。しかし、期待していたあやしい店がまったくない。古い情報(1997年。ネットで発見)では、違法コピーらしきゲームや映画を売る店がそこここにあるという話だったが、やはり最近はどこでも取り締まりが厳しいのだろうか。各階は二重の輪のようになってて、エレベーターやエスカレーターのある内側の輪は流行ってるが、外側の輪は閉まっててやってないとこも多かった。健全な店ばかりで、値段もさして安くもなかった。さっきのようなVCD屋は2,3軒あったが。

シムリムスクウェアからちょっと東へ歩き、MRTのBugis駅へ。東行きに乗ってPaya Lebar、バスでカトンに戻る。40番のバスがあまり来ないなあと思いつつ観察してたが、ほかの二つのバスも、一本南の通りだが通っているようで、ホテルの正面玄関から帰るにはこっちでもよさそうだ。

Katon Shopping Centreで降り、ホテルの向かいまで歩く。カトンラクサの店のとこまで歩いたら、なんとここにもバス停があったよ。こんな近いのに。最初からここで降りればよかった。本家のほう(とネットでは紹介されてた)の店、4軒ほど共同でやってるところの奥で、カトンラクサなるものを頼む。3$,4$,5$と書いてあるが、よくわからない。指を一本たててうなずいたら、そのへんの席に座れといわれた。若い兄さんが、前の客の分を調理してる。ビーフンが入ったどんぶりに、深鍋のスープをかけ、それを押さえてスープを鍋に戻し、というのを数回やってるようだ。

しばし席で待つ。おばさんが運んできた。5$紙幣を渡すと2$紙幣のおつりを持ってきてくれた。

さてカトンラクサ。ここカトンの名物ということだが、短く切ったビーフンに、オレンジ色のスープがかかっている。具は、エビ、イカ、なんだかわからないがたぶん貝、で、あと真っ赤な味噌みたいのが乗ってた。赤いのはちょっと試すとやはり辛かったので、なるべくまぜずに残した。レンゲがついてきたので、これで食べる。味だが、とにかく濃厚で、うまい。赤いのを混ぜなくても、ちょっと辛めか。エビもいいが、謎の貝がうまい。また、スープ中にういてるプツプツしたもの(蟹味噌?)もおいしい。

道に面したほうの店では、いろんなふかし饅頭を売ってたので、「甘いやつはどれ?」ときいてあんまんを購入。50セント。口が辛くなってたので、これもうまかった。

歩道橋を渡る。ここで、昨日見つけて気になってた「温泉」を、やはりチェックせねばなるまい、腰の痛みにも効くかも、ということで入り口を探す。これもショッピングセンターのようだが、この温泉への入り口はドアを通って階段をあがり、駐車場の奥というわかりにくいところだった。

この秘密めいた店構えといい、なんか豪華な玄関といい、いわゆるエッチなところじゃないだろうなあ、と心配になる。中のフロントの女性二人が怪訝そうにしてるので、とりあえず入る。カウンターの上のパンフレットを取って、「まずこれを読ませてくれ」と言って読む。変な客だ。片方が説明をはじめた「スパ、サウナ、マッサージつきで59$です」ええと、70かけて、4200円? 奥から若い男性が出てきた。物腰の柔らかい感じで、説明をする。といっても説明の内容は変わらないんだけど。

「ええと、僕はシンガポールに公衆浴場があるとは知らなかったんだけど、中国系の人は公衆浴場に入らないと思ってたんで。日本での作法しか知らないから、もしなにか知らないことがあったら教えてほしいんだけど」われながら混乱している。知らないことが何か、相手が知ってるわけがない。まあいいから入れ、と言われ、奥に入っていく。この男性がついてきてくれて、更衣室へ。短パンを渡され、これに着替えて風呂に入るなり、サウナに入るなりしてくれ、と。マッサージの時間になったら呼ぶから。と。

30分ほど浴槽とサウナを堪能する。やっぱ風呂はいいねえ。短パンを履いてるところが日本とは違うけど。タオルの番をしているおじいさんに、体を拭いて、このガウンを着て、向こうの食堂に行けと言われる、というか、身振り手振りと中国語で指示される。その食堂とやらに行くと、テーブルと椅子が並べられ、ガウン姿の人がたくさん、くつろいでテレビを観たり雑談したりしている。ここでは飲物も、食べ物もタダだという。サンドイッチとか、麺とか色々あるよ、と言われたが、さっき食べたばかりで何も入らない。中国茶をもらった。

お茶を飲んだところで、最初の男性が来て、時間だという。ベッドが3つ並んだ部屋へ案内される。ひとつはマッサージ中。真ん中のベッドで横になる。しばらくすると、若い女性が来て、ガウンは脱いで、うつぶせになれという。ベッドには顔のところに穴が開いてる。うつぶせになってその穴に顔を乗せると、肩や足にタオルをかけられ、「踏んでもいいか?」と聞かれた。「ええ」というと、まず肩あたりから上に乗られ、踏まれた。足踏みマッサージというやつか。わざわざ許可を求められたのは、宗教的に踏んじゃいけない人とかいるから?

手、足、腰、と進み、仰向けになって手や足、最後は置きあがって首や背中。ところどころ、めちゃくちゃ痛かった。足とか手とかを、本来曲がらない方向にぐきっ、と動かされたりする。「だいぶtiredですね」といわれた。そっか。マッサージなんてはじめてだもんな。常々、こんなのをしてほしくなったらもう歳だろうと思ってたが、やっぱ歳か?

薄暗くてよく見えないが、マレー系?らしいこの女性に礼を言ってさっきの飲食部屋に戻る。わからなかったので、「マッサージが終わってもここに居ていいの?」と聞いたら、閉店の11時まで、いくらでもいていいという。食べ物はどうだ、といわれたが、おなかいっぱいで入らん。こんどはホットで中国茶をもらい、そのへんの英字新聞を読む。15分ほど読んだが、他のまわりの人たちみたいにグループできてお喋りとかしてないとつまんないな。更衣室に戻り、着替え、フロントへ。最初の男性が居て、「どうでした?」と聞かれる。「すごく良かった」と答える。「なにか食べられました」の問いには、「いや、ちょうど食べたばかりだったので。これもわかってなかったことの一つでした」というと、「じゃあ、ぜひこんどは食事も試してください」という。料金は59$。税込みだったようだ。

他のものに比べ、ちょっと高いかとも思うけど、食事とか映画室(これは出たあと、部屋に戻ってパンフレットを見ててはじめて気づいた)を使って長時間滞在すれば、安いのかも。結局、日本の健康ランドみたいなところと同じようなものだったということだ。

マッサージが腰に効いたか、というと効いたような効かないような。ただの風呂がもっと安くあるといいんだけどな。

部屋に戻る。10時過ぎ。テレビを見ながら日記を書いたり、洗濯をしたり。X-Files、不明、Third Rock from the Sun, NYPD Blue、幽々白書、など、輸入物の番組だらけだ。特に英米のもの。中国語字幕とかマレー語字幕とか入ってるが、シトコム好きにはたまらんところだなあ。

自動モーニングコールをセットして12時に就寝。明日はちゃんと展示会場に行って、協力他社の人達に顔みせしておかないと、遊びに来てるのかと思われてしまう。

いつもどおり起床。East Coast Rd.のこぎれいなパン屋であんぱんを買い、そこからタクシーで展示会会場へ。あんぱんは日本独自の食べ物だと思っていたので不思議だったが、ガイドブックによれば、戦前に日本軍が持ちこんだもので、広くシンガポールで受け入れられたそうだ。今日は昼はこのあんぱんで済ませた。一日中、いろんな製品を調査してまわる。

(昼は仕事。展示会場を一日中歩き回り、情報収集)

今日も地下鉄+バスでホテルの裏手まで帰る。

昨晩のカトンラクサより2件西、角にあるガラスケースの中に10種類ぐらいのおかずを並べてるスタイルの店で、屋台の上の写真に"MUTON なんたら"とあるので、そう頼んだが、通じてくれない。店のおねえさんに表に出てきてもらって、写真を指して注文した。ライス+マトンなんとか+青菜炒めで$2。僕は羊がけっこう好きなんだが、このMUTONなんたらはカレーだった。黄色とオレンジの中間ぐらいの色で、ざく切りの羊肉がたっぷり。辛いけどうまかった。

ホテルに戻る。冷房の効いた部屋で、ベッドに寝そべりテレビ鑑賞。中国語音声+英語字幕のドラマをやっていた。侠骨仁心という、若い医者達をメインにしたラブストーリー。ERから手術シーンを抜いて惚れた腫れたを入れたようなドラマだ。中国語圏だろうけど、どこ製かは不明。毎晩やってるので人気もあるのだろうし、実際楽しめた。

旅行会社の「香港旅行」のCMが面白かった。女の子のグループが、香港に行って、"shopping-eating-shopping-eating"、マッサージかなんかでリラックスしたら、また"shopping-eating-shopping-eating"。香港は楽しいよ、というものなんだけど、これって僕から見たらまさにシンガポール旅行のイメージで、なんでわざわざシンガポールから香港に行く必要があるのかとも思ったが。

起床。食事を終えて戻り、シャワー。

裏手のEast Coast Rd.にでる。雨だ。それも強め。小走りに屋根のあるバス停まで行き、タクシーを拾う。

(午前中の仕事)

昼食はExpo Hallで。初日のようなばか高い弁当ではなく、2階にある食堂へ。やはり紙製のクーポンを最初に買うシステム。7つの店が席の回りに並んでいて、シンガポール、タイ、日本、マレー/インドネシア、インド、ヨーロッパの各料理と、デザートだ。それぞれに行列ができている。街中での値段よりは高いものの、弁当の12$よりは安い。

マレー/インドネシア料理に並び、メニューのnoodlesの欄からMe Sotoを注文した。でてきたのは、麺ともやしを茹でたものに、鶏肉が乗り、透明なスープがかかった、さっぱりした料理だった。4.5$。

ちなみに、行列が一番長かったのはシンガポール料理、短かったのは日本料理だった。日本料理はかなり高かった。うどんが6$とか。

(午後の仕事)

集めたパンフレットも重いし、足も痛い。最終日にして、初めてタクシーで帰ることにした。

ホテルに帰り、荷物を置く。6時半ぐらいか。今晩は、Katon Shoping Centre1階のDelicious Boneless Chicken Riceに行く。1階は半地下で、いつものようにテーブルが真ん中にたくさんあり、まわりを色んな種類の屋台風食堂が囲んでいる。ネットで得た情報にある看板が見つからないと思ったら、ポップな看板に変わっていた。儲かってるのかな。

3人ほど並んでいる。おばさんに「チキンライス?」と聞かれたのでうなずく。$4か5$、というので、どう違うのと聞くと、量が違うという。一人だとどっちがいいかな、と聞いたけど伝わらなかった。$4のやつ。焼いたのと蒸したの の二つからは、蒸したのを選んだ。チキンライスはやはり見た目はただの白いご飯。チキンは蒸したのを切ったもので、下にレタスと薄切りキュウリ、上に千切りにした大根と揚げカスがかかり、たれがかかっている。あとスープがついてて、これはにんじんと、こっちは骨つきの鶏肉が入っている。量は十分。味も良かった。小さい皿に、トマトの中身のようにも見える真っ赤なものが入れてついてたが、ひとなめすると猛烈に辛かった。お好みでかけろということか。

食後、East Coast Rd.を東に散歩、Joo Chiat Rd.で左に曲がり北へちょっと歩く。左手に床屋(美容院?)発見。看板には「男女美髪」と書いてある。暑苦しいし切ってもらうか。

表のガラスに書いてある料金表を見ると、カット$10、Wash$10、足マッサージ$20。散髪と足マッサージがセットになっているのか。店に入る。椅子は6脚で、客は1人。

カットか? というのでそうだと答える。ちょと待たされる。白い制服を来たおねえさんが出てきた。指された椅子に座る。洗わなくていいのか? と片言の英語で聞かれたが、すぐそこがホテルだし、いいと言った。

どうする? と言うので、「短く」と言う。「どれぐらい?」と言ってるんだと思うが、「かなり短くしてもいいよ」と英語で言っても伝わらない。まあどんなんでもいいからまかせるよ、というのを伝えた(つもり)。

「ちゃんと日本人みたいにしてあげるから」みたいに言うので、「なんで日本人だってわかったの?」と聞いたが、「だって、日本人でしょう?」と言われるのみ。どうせならシンガポールで流行ってるスタイルに切ってくれるといいみやげになるんだが。

途中、耳のあたりの髪を持って、「ケーノ?ケーノ?」と言われる。なんだ「ケーノ」って。「すいません、その言葉はわかりません」と言うが、それでも「ケーノ?」を繰り返す。そこでわかった。"OK? No?"と言ってるんだ。それなら"Yes or No?"だろう、と思ったが、これもシングリッシュか? 何か耳の周りの髪の処理を「していいか? 悪いか?」と聞いていたようだ。でもそれが何か、わからなかったので、どうしようもなかったが。

結局、長すぎる状態だったのがちょっと切りそろえられた程度、あまり変化がなく無難に収められてしまった感じだ。$10(720円)払って店を出るときにはもう閉店のようだった。(20:30)

ホテルの方向に戻る。途中、Roxy Squareというショッピングセンターの中を通って、Parkway Paradeショッピングセンターへ。

買い物通りの入り口の広場あたりで、VCD露店が出ていた。15才と10才くらいの浅黒い少年(マレー系?)が、簡単な天板の上に、CDサイズのプラスチックバッグを並べている。VCD映画らしい。「テンダラテンダラ」 10ドル、と言ってるんだね。なんかお経を唱えてるようだ。映画のタイトルだが、「Tomb Raider」「Swordfish」など、まさに今映画館で公開中(というのは、ホテルで見たテレビのCMでよくやってるのでわかる)の映画が、なぜか(笑)VCDとして売られている。

ショッピングセンターをぶらぶらする。公文式の教室を結構見かける。この国は教育熱心でも有名だ。子供の学習用PCソフトを専門に売ってる店もあった。

デザートとジュースを売る店では、どれも$2,3ドルする。下手すると食事より高い。氷水とかプリン、タピオカ系などが多い。あんこも人気のようで、あんみつのようなものもある。

メイド斡旋所がそこここにあるのも日本と違うか。フィリピン人やインドネシア人のメイドを、現地(マカオやジャカルタ)の訓練校で訓練して、金持ちのシンガポール人に紹介する商売のようだ。メイド服(というのか?)を着た女性が、料理を作ったり車を洗ったり(そんなこともさせるのか)している写真が店頭に貼ってある。

ペット屋は、犬猫がいない。そういえば、街中でも野良猫は見るが、犬の散歩をあまりみない。狭いところに密集して住んでいるので、金持ちでなければ犬は難しいのかもしれない。小鳥と魚がメインで、うさぎやねずみもちょっと売っているという程度か。

何も買わなかったけど、表玄関からホテルに帰る。就寝

今朝のビュッフェの新顔は、Nasi Lemak。白ご飯に、大きな干し魚、ナッツと小魚、赤みそ風ソースが並んでいる。いちおう試さないと気がすまないので、一通り取る。この赤いソース、これもまた辛い。ナッツではごはんは進まないなあ。干し魚は、骨が固い。カルシウムは取れそうだが、我が軟弱な顎では他べきれん。

11:00から、テレビでは「ミュージックステーション」をやってた。日本語の放送に、曲名としゃべり(タモリと歌手とのね)は中文字幕。

チェックアウトはぎりぎりの11:50。会社経由の手配なので不明だった値段だが、カードで立て替え払いしたのでやっと判明した。一泊$120(8500円)だった。あまり割り引きされてる感じはしないな。

とりあえずタクシーで空港に。どうせ移動一回分は会社持ちだ。この際このばか重い荷物を先に運んでしまおう。

最後にして初めて、話好きな、というかそこそこ英語のしゃべれるドライバーと会った。中国系の中年のおじさん。彼の英語も片言ではあるが。第二ターミナルというと、日本人か? どうしてJALじゃなくSQに乗るんだ? と聞くので、「SQのサービスの良さは世界中で有名だし、僕はJAL好きじゃないんだ」と答えた。シンガポールの印象とか聞かれたので、おいしくて、緑豊かな国と答えておいた。おべっかじゃなくて。カトンラクサがおいしかったというと、彼もカトンに住んでいるそうで、「あなたのいたホテルの裏側にとてもおいしい店があるよ」と言う。そうそう、そこで食べたんです。地元の人もすすめる店だったということでまた満足。

空港に呼びつけた$3と、空港特別料金の$2が入ったので$13と高め。2Fの手荷物預かり所でガーメントバッグを預ける。24時間以内で$3.09。

第二ターミナルのスーパーマーケットをチェック。第一ターミナルとあまり変わらない内容。と、スーパーマーケットの右側の通路から、ピンクのビニール袋を持って歩いてくる空港職員を発見。職員食堂はこの先だ!

しかし、その通路を行っても、分岐もしてるし食堂らしいものが見つからない。何回か、奥に歩いていく人をつけてみた(怪しいね、どうにも)が、駐車場やゴミ捨て場に連れていかれたりで、はずればかり。そんなこんなで30分ぐらい、待ち伏せしたり尾行したり張り込みしたりがんばったが、奥にあるエレベーターからピンクの袋を持った人が出てきてしまった。食堂は別の(どこだかさっぱりわからない)階にあったようだ。

調査は徒労に終わった。もうだめ。無料モノレールで第一ターミナルへ移動して、こちらの食堂で負け犬の食事を取る。Woh Huatという店で、Prawn Me Dry(えびそばドライ)を食べる。ドライとスープとあったが、ドライといっても下のほうにはあまずっぱいスープが入っている。だしが効いていてうまい。$2.5のほうを頼んだが、これは人によってはおやつサイズかもしれない。具は、えび、フィッシュケーキ、もやし、青菜。

第二ターミナルの職員食堂については、次シンガポールに来た時までの宿題だ。

フライトまでまだ10時間以上ある。一旦街に行こう。地下からバスに乗る。空港からのバスは、24,27,34,36,53,506。Orchid Rd.が行き先に入ってるバスということで、36番を選んでみた。料金はmaxの$1.4。15:30ぐらいか。とても混んでたので一台パスして、次ので座る。36番は、見覚えのあるMarine Parade Rd.を通り、橋を渡り、シンガポール中心部へ。このへんで地図を開き、ホテルとか博物館とか確認していく、途中、海のそばの公園では、ドラゴンボートレースをやってた。いや、やってるようだった。レースまでは見えなかったが、たいへんな人出だった。やがて、バスはOrchid Rd.より一本西の道を入っていって、高島屋の裏手が見えてきたので、バスを降りる。空港からここまで、4,50分ぐらいかな。

高島屋のZippo売り場へ。仕事の電話のついでに、部長からZippoの相場を聞いたので、高島屋の値段は普通だとわかっている。自分は吸わないのでライターなんかなんの意味もないんだが。。。店員を呼んでこれをくれというと、鍵でケースを開けて、指したZippoをケースごとこちらに渡し、「ここまっすぐ行って右曲がったらcashがあるから、そこで払って」といい持ち場に戻っていった。客を信用してるなあ。cashに向かう間、こんなことで大丈夫かいな、人が良すぎるぞ、と思ったが、さすが正直者の国だ。

デパート内の休憩所は一つの椅子も空いてない。高島屋の表に出て、そのへんの壁の上に座る。ノートPCを出して、cheez-it(デジカメ)の写真を吸い上げる。ちょうど、Orchid Rd.の向かい側で、Cheez-it babeという新製品のキャンペーンをしてるようで、大音響で説明していた。

Orchid Rd.の向かい側に渡り、東に歩いていく。屋台のアイスクリーム屋が多い。暑いから大人気だ。カップとコーンもあるけど、食パンというのもある。なぜかピンクや緑のまだら模様にされた食パンを半分に折り曲げて、半球のアイスを4,5個載せてくれる。これを$1.00で買った。食べながら歩く。とけたアイスが食パンに吸収されて垂れてこないので、以外といいかも。

歩き疲れたところでバスに乗る。やはり昨晩のVCD屋のある、Parkway Paradeショッピングセンターに戻ろう。14番のバスを待つ。来た14番は2階建てだった。チケットは勘で$1.10にしたが、後で調べたらぴったりだった。2階建てバスもよく見てはいたが、自分の乗るのが2階建てなのは初めて。当然2階の前のほうに座る。ここから、走るにしたがって、ラッフルズやウェステインなどのホテルを見ることができた。

ホテル裏手で降りる。お勧めリストにあったKaton Bakeryで、サンバルバンと書いてあるパン$0.50と、月餅3個$2.20を買う。月餅はフラットメートへのお土産。サンバルバンは、オレンジ色のおかかみたいなものが入ったパンだった。まずくはないが、これも辛い。隣のジュース屋で、Passion Fruit Tea $1.70を買って、飲みながら歩く。このジュース屋、プラスチックのコップに、プラスチックで密閉するフタを張る機械を持ってる。このフタもカラフルなので、出てくるジュースカップはコンビニで売ってる商品のようなきちんとした感じになるのが面白い。

Parkway ParadeショッピングセンターのVCD屋。日本のドラマVCDが並んでいる店だ。なにか一つ買っていくとしよう。売ってたタイトルで覚えてるのは以下。「おやじぃ」「ロシナンテなんたら」「ビーチボーイズ」「ロンバケ」「伝説の教師」「ラブコンプレックス」「救急病棟」「殴る女」「バスストップ」「神様もう少しだけ」「女子アナ」「お仕事です」「恋の奇跡」「ショムニ」だいたいビデオCD8枚組み(!)ぐらいで、値段は$15(1200円)前後。全話入ってこれだから、べらぼうに安い気がする。DVDじゃないから画質はそれなり(VHSビデオ並らしい)だろうけど。パッケージがちゃんとしてるから海賊版ではないと思うんだが。結局、$12.90で「振りかえれば奴がいる」8枚組みセットを購入。日語音声+中文字幕だ。こんなものが売っていると知ってたら、日本にいる間に「通しで見たい過去のドラマ」をリストアップしておくんだった。

なんと、昨晩の場所のVCD屋台が4軒に! "Buy three, get one free"は「買三送一」と言うのか、中国語では。覚えている限りでは、こんなものを売っていた。「ハムナプトラ2」「頭文字D」「ショコラ」「ピアースブロスナンの最新作」「中国系らしい映画」よく見ると、パッケージには「中文字幕」「malay subtitle」とある。英語音声ならなんとかなるだろう。でも買ったかどうかは ひ・み・つ(はあと)。

この時点で小銭もほとんどなくなり、$15.07。もう空港に向かおうかと思ったが、そのへんの人に時間を聞くと19:40。もうちょっと時間あるな。ショッピングセンターの中へ。スターバックスは$2〜$4。100円ショップならぬ「$1.99ショップ」というのがあった。

ショッピングセンターの中のフードセンター。ライス+肉1+野菜1で$3.00という店で、肉はビーフ+じゃがいも+しいたけの煮込み、野菜はカリフラワー+ねぎいため、という組み合わせで食事。そろそろ頃合かとバス停に行き36番を待つが、これが30分ほど来ず、別方向のバスばかり来るのであせった。

チェックインは22:15。離陸一時間前。パスポート、チケット、マイレージカードを渡してチェックイン。端末をしばし叩いた後、どこかに電話しはじめたので、「何か問題でも?」と聞くと、「席がありません」と言う。なにぃ。「今調整してますからちょっと待ってください」と電話の向こうの返事を待ち、結局空きがあったという。ボーディングパスを見せて、「Bの席なので真ん中ですが、いい席ですよ」という。真ん中でもいい席?

もうちょっと遅く来たら、無料ホテル+翌日ビジネスクラスだったかなあ、などと不埒なことを考えつつ先へ。「搭乗は22:15。もう過ぎてます。すぐゲートへ行ってください」と脅すので、まっすぐ搭乗ゲートへ。しかし行ってみるとまだまだの様子。ここでは搭乗ゲートごとに金属探知機があって、個別にチェックしてるようだ。

金属探知機も並んでる状態だったので、ちょっと戻ってWHSmithに。残金$3.34から、冷蔵庫につけるジョークマグネットを$2.60で購入。ジョークを一つずつ解釈してる暇はなく、どうせ冷蔵庫につけるからということで、"Fridge picker wears bigger nickers."というのを選んだ。これで残り74セント。さらにもう少し戻って、寄付ボックスに54セント入れて、20シンガポールセント硬貨を自分のお土産にした。安上がりなやつだ。

飛行機に乗ったら、非常口席、つまりフライトアテンダントの向かいの席だった。なるほどこれなら真ん中の席でもそんなに悪くない。

左の窓側席は白人男性、右の通路側は日本人男性? 話をしてみると、右の男性はシンガポール人だった。あのSun社の社員で、東京で講師しに行くという。左の白人男性は横浜在住のオーストラリア人で、日本語ペラペラ。もう日本には長く、仕事で東南アジア地区での海老養殖ビジネスの交渉をしに来てたそうだ。

映画一本目、American Beauty。すいません。アカデミー賞らしいですが、何が面白いのかわかりませんでした。映画の途中で、軽く夜食。映画が終わったらたまらず寝てしまった。02:00頃か。

「朝食〜、朝食〜」と叩き起こされる。なに、もう朝なの? とテレビモニタの時計を見ると、まだ朝4時。かんべんしてくれ。とは思ったが、くれるものは食べてしまう貧乏人のサガ。パンか寿司かということで寿司、寿司とはいっても、いなりと太巻きだが。

そのまま映画二本目。途中からだが。Erin Brockovich。ま、普通というところでしょうか。映画終わってから一時間ぐらい、寝ようと思ったが眠れず。朝7時前に着陸。

税関を出たのが7時頃。それから電車を乗り継いで、町田に戻ったのが10時すぎ。仕事の資料が重いので、会社に寄ってそれらを置いてくる。ついでにメールのチェック。400通。

途中昼飯を食べて、帰宅。それから近所の小学校に都議会選挙の投票に行く。また家に戻り、荷物を開き、洗濯し、夕方倒れるように寝た。

夕方寝たから夜中に起きるかと思ったが、普通どおりの時間に目が覚める。自転車置き場へ。自転車を出そうとするが、なんか間隔が狭くて出しにくいなあ、「ん?」よくみると、今出そうとしてるこの自転車、先月盗まれたやつじゃないか! 狭いのは、代わりに使ってる自転車と2台あるからだ。

まったくよくわからんことだが、盗んだ自転車を、丁寧に元の場所に戻しに来たらしい。さびがひどくてボロボロな状態だが。

留守中のメールの問い合わせは2件。あとシェア用の物件を探してる人からの愚痴メール。「外国人お断り」の不動産屋リストも作る必要があるのかなあ。

都議会選挙の結果は自公の勝利だったようだ。僕には小泉や石原がなんで人気があるのかさっぱりわからんが、これでは来月の参議院議員選挙も思いやられるな。

マンションにインターネット接続を入れるための説明会を、近いうちにやるという張り紙がしてあった。専門家としてここは参加し、みんなが騙されて割高なサービスを買わされないようにせねばなるまい。

シンガポール出張の報告書書きで大変だ。報告書といっても、この日記に書いたような内容じゃないよ。それで済むなら楽だが。昼間の展示会で調査した内容のまとめ。今回、いろんな会社の人と話したし、いろんな情報をまとめて情報共有しないと、行った甲斐がない。

日曜朝に帰ってきて、まだどっちのフラットメートとも会ってない。すっかり、超ドライなシェアになってしまった。ま、それはそれでありだとは思うけど、釈然としないものはある。

「29日は肉の日割引」というだけの理由で、同僚と焼肉屋で宴会。二次会でビリヤード場へ。Raffaele以外と初めてビリヤードをした。「8ボールしかできないんだけど」と言うと、なんじゃそれ、と言われ、日本標準(らしい)9ボールのルールを教えてもらった。

2つの雑誌から取材依頼が来てるけど、どちらも「シェアする女性」というテーマ。うちの女性陣であるKikoにインタヴューできないと始まらない内容だ。しかし、Kikoがここんところフラットに戻ってないので、相談できない。

Hiroが話しかけてきた。日記を読んだらしい。Kikoがずっと帰ってない状態というのにも気づいたようだ。なぜ挨拶もしなくなったかとか、そのへんの理由も聞いたが、直接文句を言わずに壁を叩いたりしたのは悪かった。試験や仕事その他で精神的にまいってたということだ。

今回のこととは無関係に、近いうちに出て行くつもりだとも言う。シェアするのかと聞いたら、一人暮しに戻るという。元々遠い職場までたいへんな思いをして通ってたみたいなので、都心に近いところに越すのはわかる。

HiroはKikoに謝りたいということだ。近いうちに出て行くなら、無理しなくても、と言ったが。Hueyのときもそうだった(HueyのときはHueyの側にもだいぶ問題があったと思うけど)けど、破壊的に関係が悪くなってから謝るパターンの繰り返しだなあ。