プロジェクト完了まであとわずか。怒涛の忙しさだ。会社を出たのが夜中の12時半。歩道が濡れてるので、いつもの清掃かと思ったら雨だった。

こっちにきて8ヶ月、初めて雨らしい雨を見た。朝晩に霧はよくでたけど。冬には雨季もあるし、これからは普通に雨が降る季節なのかもしれない。

雪国出身者として、毎年初雪を見るとなぜかわくわくするけれど、今日の雨もそんな感じ。単に働きすぎでハイになってるだけか。

深夜にプロジェクト終了。アメリカ人スタッフ達も(もちろん前々から予告され計画されていたが)遅くまでがんばった。僕が転職して今の会社に買われたのはこのプロジェクトのためだった。もちろんまだまだ先も続くのだけど、大きな区切りがついたことになる。

何事にも完璧はないし、いろいろな制約があってさらに完璧からは遠いのだけど、その中で成し得た事に関しては満足している。いいものを作ったらからといって、成功するというものではないけれど、ものが悪ければ失敗しやすくなる。

当分は定時で帰って、呆けた生活するかなあ。でも突然呆けると言っても、こっちじゃ友達も少ないし、自分で仕事作り出して仕事しちゃうんだろうなあ。

会社に行かなくてもいい週末。ひさしぶりだ。たまっていた映画を片付けよう。

ロードオブザリングス。高校大学あたりではファンタジー物のRPGで遊んでたこともあるので、多くのファンタジー小説の元ネタ、元祖であるこのお話は違和感なく受け止められた。

グラディエーター。将軍としての強さと個人の戦闘力とは必ずしも相関しないと思うが、そんなこと言っててはお話にならないか。ストーリーはちょっと無理があるけど、そんなことはこの映画の問題ではないよね。

メメント。気を抜くとわからなくなる、と聞いていたので万全の状態で鑑賞。これも80点かなあ。一発ネタといえば一発ネタ。そのネタを楽しめたのでまあいいか。もうこのネタで他の映画は作れないだろうという意味では、映画史に残るのかもしれない。そういう意味で観て損はない映画。

こうやって家で観ると、評判のわかってる映画しか選んでないので、おお外れということはないな。

地域の技術者が集まって話をする、という会を見つけたので行ってみた。知ってる人もいないし、言葉も不安だし、申し込みはしたけど行くのやめようかと何度も思った。

14番のバスに乗ってSOMAの倉庫外の中にある会場のクラブへ。だだっぴろい倉庫にいくつかソファが置いてあるだけの場所。入り口のわきにバーカウンターがある。ほとんど男ばかり30人ぐらいの参加者。

5人ぐらいと話をしたか。話をしたといってもほとんど聞いてるだけ。何人かには自分の仕事とか会社とかについて説明したけど。もともと社交的じゃないのに英語でなんとかしようというのは無理があったなあ。2時間ほど話をして、気がついたら人もぼろぼろと帰っていってたので、退散した。

ベイエリアの技術者のレベルとか、どんな技術にみんな注目してるのかとか聞きたかったけど、収穫はそれほど多くなかった。

$60で49ersのチケットが手に入った。フットボールは学生の頃からよくTVで観ていたが、忙しいのとチケットが取れないのとで今回が渡米後初観戦。会社から1ブロック先のバス停から球場行きバスが出ている。往復で$5

20分でつくとあったので試合開始20分前に乗った。座席はSFのジャケットを着たファンでいっぱいだったので間に合うのかもと思ったけど、ひどい渋滞で1時間かかってしまった。途中で、乗客の"Go! Go!"のリクエストに答えて反対車線を100mほど逆走して急いだのはびっくり。公共交通機関だぜ?

球場に入り、まず飯を買う。Polish Sausage $4.55はただの小さなホットドッグ、馬鹿高い。席についたら2Qが始まっていた。席は、なんと一番上。席の後ろはスタジアム全体の壁。球場全体が49ersの赤一色。もちろん満員で、多分7,8万人ぐらいだろう。球場全体が「ディーフェンス♪」などと叫ぶさまは壮観だ。

がしかし、49ersも弱くないはずだが、優勝候補のPhiladerphiaにボコボコにされてしまった。常に2TD差以上つけられ、まったくいいところ無し。TDを取られるたびに客が帰って行き、4Qの頭には4分の一ぐらい、試合終了時には10分の1ぐらいしか残ってなかった。

今日のビデオ。Remember the Titans。人種差別の中での黒人と白人の統合校のフットボールチームの話。ゲームのシーンはあまり細かくない。偏見を破ってまとまっていくチームの感動物。いい話だった。