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ファーニッシュトにする?

家具つきの賃貸住宅のことをfurnished(ファーニッシュト)といい、家具がついてない物件のことはunfurnished(アンファーニッシュト)といいます。

日本の賃貸住宅は普通アンファーニッシュトですが、欧米ではファーニッシュトが主流です。引っ越す度に部屋の明かりやカーテン、冷蔵庫や洗濯機、箪笥やベッドを運んで歩く必要はなく、家に備え付けの家具や電化製品を使います。

もちろん、家具や電化製品がついてくる分、ファーニッシュトの方が家賃は高くなります。それでもファーニッシュトの方が支持されているのは、身軽に出たり入ったりできるのが大きいのではないでしょうか。

日本に来る、特に1年程度の短期滞在で訪れる外国人にとっては、もちろんファーニッシュトが人気です。たった一年の生活のために、ベッドやテレビを買ったところで、国に持ち帰るには莫大な輸送料がかかります。それに、自分の国の電圧や規格が違えば、持って帰っても使えないかもしれません。 多少家賃が高くても、何も買い足さずにそのまま住める部屋が好まれるのは当然です。

完結したワンルームマンションより、既に誰かがそこに住んでいるフラットシェアが好まれるのは、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電を揃える必要がない、という理由もあるのです。

ファーニッシュトの部屋の家具などは、特に凝る必要はありません。仮のすみかのものですし、気楽に使えるものがよいのです。高級品を揃えても、「壊した」の「壊してない」のとトラブルの元です。リサイクルショップなどを活用して、安く家具類を揃えておきましょう。


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