せんだみつおゲームの掟
1, プレイの準備
1.1 用意するもの
5人から10人程度のプレイヤーを要する。
ルール上は2人からでもプレーできるが、2人でプレーした場合、どのようなむなしい結果になるか、ルールを通して読んだ後にもう一度考えてもみてほしい。また、ルール上の上限人数もないが、指差しと発声による他プレイヤーの指定という制約がある以上、武道館で一万人せんだみつおゲーム、というわけにもいかないだろう。これについてはインターネットを利用した、「せんだみつおゲーム・オンライン」の登場を期待しよう。
1.2 服装
動きやすい服装が望ましいが、特に指定はない。最近の動きとしては、フランス支部などを中心としたヨーロッパ協会の要望によって「カラーせんだみつお着」が提案されている。
1.3 セットアップ
全員が車座に座る。いや、別に立っててもいいんだけどサ。。。
誰それの隣に座ると有利だ、そこに俺を座らせろ、などと揉めた場合は、座る位置を決めるためにジャンケン・くじ引き・タリスマン・ディプロマシー・天兆五輪大武曾などで勝負をつけるのも可、である。
2. プレイの進行
2.1 せんだプレイヤー
まず、一人が「せんだ!」と叫びながら他の誰かを指す。なお、最初に始めるプレイヤーは有利だ、などと揉めた場合は、最初のプレイヤーを決めるためにジャンケン・くじ引きああめんどくさい以下同文、である。
2.2 みつおプレーヤー
指されたプレイヤー(みつおプレーヤー)は、「みつお!」と叫びながら、さらに他の誰かを指す。この時のプレーヤーを、新せんだプレーヤーと名づける。
補足: 前漢末期、呉の庚候は新せんだプレーヤーとして自分を指名するという大技を編み出したが、これは著しくゲームの難易度を低め、当時の皇帝である太武帝の不興をかったことから、それ以降禁じ手とされている。言うまでもないことだが、2.1においても自分をみつおプレーヤーに指名することはできない。
2.3 ナハナハプレーヤー
続いて、新せんだプレーヤーの両隣のプレーヤー(ナハナハプレーヤー)は、「ナハ、ナハ」と手振りをつけてせんだみつおの真似をしなければならない。
ここでは、真のせんだみつおの真似がいかなるものであるべきか、については議論をさし控える。
ナハナハプレーヤー二人が真似を終えたら、新せんだプレーヤーが新たなターンの開始プレーヤー(せんだプレーヤー)となり、2.1から2.3までを繰り返す。また、各々の動作は当初は0.7秒以内で完了させねばならず、またターンを重ねる毎に参加プレーヤーの意志により加速してくのがよく見られるプレイ風景である。加速を義務づけるルールは存在しないが、速度をあげることで他者の失点を狙うという戦略がその背景にある。
3.ポイント
プレイ中に、以下のような理由でゲームの流れを止めた場合、原因となったものにマイナス1ポイントが与えられる。
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みつおプレーヤーに指名されたにも関わらず、発声と指呼を怠った場合
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ナハナハプレーヤーとなったにも関わらず、せんだみつおの真似を怠った場合
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新ターンにおいてせんだプレーヤーになったにも関わらず、発声と指呼を怠った場合
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前のプレイヤーのプレイ後、0.7秒以上経っても次のプレイに入らなかった場合
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せんだみつおの真似が著しく似ていない場合
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ゴール下のゾーン内に3秒以上とどまっていた場合
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スナップの前にスクリメージラインを越えてしまった場合
ゲームは、ポイントを失ったプレイヤーがせんだプレーヤーとなって再開する。
4.ポイント
このルールは家庭用に向けて平易にアレンジしたものであるため、セルフジャッジ形式を取っている。各自、スポーツマン精神にのっとり、フェアプレイに努めてほしい。
正式なゲームには、日本せんだみつおゲーム協会認定の公式審判員として、
の3名を要する。主審は、全体的なゲームの進行およびせんだみつおの真似の判定を受け持つ。
5.勝利条件
ゲームの開始前に、あらかじめマイナス点の下限を決めておき、誰か一人がその下限ポイントになった時に、ゲームは終了する。その際に、もっとも点数を失っていないものが勝者となる。
ちなみに、公式ルールでは、中学高校生がマイナス5ポイント、大学生・社会人以上がマイナス7ポイントである。また、米国のNSA(ナショナルせんだみつおゲーム協会)リーグでは、3ポイントずつのセットを4回行う、いわゆるクォーター制を採用している。
付録A. その他のせんだみつお式ゲーム
せんだみつおゲーム四千年の歴史においては、さまざまな亜流ゲームが派生している。紹介しておこう。また、これ以外の亜流ゲームを見つけた場合は、当局まで連絡してほしい。
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高島忠夫ゲーム
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「高!」 「島!」 「忠夫!」→さされた両隣「イエーイ(低音)」